「ゴルフクラブのメンバーになりたいんだけど、会員権を購入するだけでいいの?」「ゴルフ会員権を保有するための審査内容って?」
ホームコースを持つことは、ゴルファーにとって一つの憧れなのではないでしょうか。友人とラウンドに行く際も、「自分のホームコースだから」と自慢できれば鼻が高いですよね。しかもそれが名門クラブともなれば尚更です。
ホームコースを持つには、そのクラブのゴルフ会員権の購入が必須になります。ですが、ゴルフ会員権を買ったらすぐにコースのメンバーになれる、と言うわけではないのをご存知でしょうか。
実は、ゴルフ会員権の購入をしても、ゴルフクラブ側から入会を拒否されてしまうケースもあるんです。無駄にゴルフ会員権の料金だけ支払う形になってしまいます。
本記事では、ゴルフ会員権購入からクラブ登録までの流れについて軽く触れたあと、ゴルフ会員権の審査内容について深掘りしていきます。
思わぬ落とし穴にはまらないよう、ゴルフ会員権の購入を考えている方はぜひ最後までご覧くださいね。
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ゴルフ会員権購入から入会まで流れ
冒頭で述べましたが、ゴルフ会員権を購入しただけでは、そのコースのメンバーになることはできません。
ゴルフ会員権の購入からメンバーとしての入会まで、どのようにして進んでいくのか、一例を紹介します。ぜひ会員権購入の際の参考にしてみてください。
一般的には、以下の4つのフローで購入から入会までが進んでいきます。
- ゴルフ会員権の購入
- 入会手続き・入会審査
- クラブ面接
- 名義変更料の支払い
ゴルフ会員権の購入
ゴルフ会員権購入の際には、予算や立地などから、購入するコースを決定します。
ゴルフクラブによっては個人の会員を受け付けていないコースがあったり、紹介者が必須だったりするコースがあるので、事前に調べておきましょう。
ある程度購入希望のコースが絞り出せたら、ゴルフ会員権業者に会員権の取得を依頼、担当者と相談しつつ取り引きを進めます。
値段や入会条件を確認し、売り手との調整を行ってもらいましょう。
信頼のできるゴルフ会員権業者であれば、対応も良く、入会までのアフターフォローもしっかり行ってくれることが多いです。
贔屓にしているゴルフ会員権業者がなければ、以下の記事を参考に探してみましょう。
入会手続き・入会審査
入会手続きでは、クラブに提出する必要書類の準備を行います。一般的には以下の書類の準備が必要です。以下の書類は多くのゴルフ場で必要となります。
ただし、ゴルフ場によって審査に必要な書類は異なりますので、事前にゴルフ場もしくはゴルフ会員権業者にて確認するようにしましょう。
- 会員権
- 入会申込書
- 名義書換申請書
- 推薦保証書
- 委任状
- 印鑑証明書(3ヶ月以内)
- 写真(縦4cm×横3cm)
- 住民票・戸籍謄本(3ヶ月以内)
他にもゴルフ場によっては「念書」「誓約書」「経歴書」などが必要になることもあります。ゴルフ場により入会に必要な書類は全く異なるため、必ず、事前に確認するようにしましょう。
クラブ面接
クラブ面接では、メンバーになりたい理由や紹介者との関係、職業や経歴についての簡単な問答が行われます。
ゴルフ場によっては複数回面接が行われることや推薦人が同伴で面接が行われることもあります。逆に面接がないゴルフ場もあります。
また、ゴルフ場によっては「同伴プレー」として理事やゴルフ場関係者と一緒にプレーをし、マナーや人となりと確認する審査がある場合もあります。
詳しくは次章にまとめますのでそちらをご覧ください。
名義書換料の支払い
面接や審査を通過し、理事会の承認も降りて初めて、そのコースのメンバーとして認められます。
理事会からの承認通知が届き、名義書換料の支払いを行うことでメンバーとしてプレーをすることが可能です。同時に初年度の月割年会費を支払う必要があるゴルフ場もあります。
名義書換料の支払いが完了すると、メンバーカードや帽章などが送付されるケースが多いです。
入会の審査内容
前章では、ゴルフ会員権購入からメンバー登録までのおおまかな流れについて解説させていただきました。
ゴルフ会員権の審査には、書類審査と面接での審査の2つがあります。前章で言えば、「入会審査」と「クラブ面接」にあたる部分です。
入会審査時の面接ではどのようなことを聞かれるのか、不安に思っている方もいると思います。名門と呼ばれるようなゴルフ場だと、面接が複数にわたって行われることや紹介者同伴の面接が行われることもあります。
また最近では、ゴルフ会員権購入した後に入会を断ってしまうケースを防ぐため、事前審査を取り入れているゴルフ場(ex.我孫子GC、武蔵CC)もあります。
本章では、クラブ面接の際のポイントと、よく聞かれることについてまとめます。
クラブ面接時のポイント
面接では、言葉使いや雰囲気、経歴や職歴の確認や紹介者との関係性など多岐にわたって質問がされます。30分〜1時間前後の面談時間が設けられていることが多いです。そのクラブに相応しい人間性を有しているかがチェックされています。
そのクラブに相応しいかどうかが見られているということを忘れず、身だしなみや面接官への態度には十分気を使うようにしましょう。
とある名門クラブでは、有名企業の御曹司で会社での職位も高いのですが、理事への態度がフランクすぎたと言う理由でメンバー登録を拒否されるというケースがありました。
多くの場合、そのゴルフ場の理事や委員会メンバー、支配人が面接を実施することが多いです。また、日時はゴルフ場側が設定することが多いので、都合がつけられない曜日や時間があれば、事前にゴルフ場に相談しておくのが好ましいです。
また、面接の際に推薦者の同行を求められることもあるので、その場合は推薦者の予定も確認しておきましょう。
クラブ面接で聞かれること
面接で聞かれる内容で多いのが、ゴルフの経験年数やスコア、月の平均ラウンド回数、職業の話、紹介者との関係性などです。
嘘をつく必要はありませんので、ありのままに答えれば問題ありません。
名門クラブでは「クラブへの入会動機」を聞かれたりすることもあるので、事前に考えておくと無難です。「一度プレーした時に〇〇がよかった」「トーナメントを見て、プレーしたいと思っていた」など前向きな理由だと印象が良いです。
同伴プレーの場合
クラブ面接とは別にゴルフ場の支配人や理事との同伴プレーを求められるケースもあります。
18ホールをゴルフ場の支配人や理事長と回り、プレーマナーや振る舞いをチェックされます。例えば、グリーンの上を走ったり、バンカーを馴らさなかったり、一般的なマナーを守れていないと入会できないこともあります。
ただ、プレーの上手、下手は関係ありません。「スコアが良ければ入会OK、良くないならNG」ということはありませんので、ミスしても落ち着いてプレーしてください。
プレー中ということもあり、堅苦しい話だけではなく、ラフなことを話すのも良いです。ゴルフ場の施設のことや歴史のこと、メンバーさんの情報を聞いてみるのも良いかもしれません。
コースメンバーになるまでにどのくらいかかる?
ここまで、会員権購入からメンバー登録までの流れ、具体的な審査内容について解説させていただきました。
では、購入からメンバー登録までどの程度時間がかかるのでしょうか。本章では、ゴルフ会員権購入後からの、各フローにおいてかかる時間についてまとめます。
- ゴルフ会員権の購入
- 入会書類の提出→2〜3日程度
- クラブでの書類審査→数日〜2週間程度
- クラブ面接→数日〜1ヶ月程度(面接の有無、日程のすり合わせによって変動)
- 理事会での承認→数日〜2ヶ月程度(理事会の頻度による)
- 承認通知書の発送→2〜3日程度
- 名義書換料の支払い→2〜3日程度
- 正式なメンバー登録(名義書換された証券やネームプレート・会員カードの受け取り)→数日〜2週間程度
上記の通り、正式にコースメンバーとして登録されるまでは、一般的に、ゴルフ会員権の購入完了から1ヶ月〜2ヶ月ほどかかります。メンバー待遇は名義書換料の支払いが済んだタイミングで受けることが可能です。
また、理事会の承認が必要な事項については理事会の開催頻度に承認タイミングが依存するため、クラブによって大きく変動してきます。理事会が頻繁に行われなかったり、入会フローが複雑なゴルフ場は入会までに6ヶ月以上かかることもあります。
逆に、ゴルフクラブによってはクラブ面接が不要のケースもあります。その場合は、メンバーとして承認されるまで数週間で完了してしまうこともあります。
半年に1回しか理事会を開かないゴルフ場もあります。そのような場合は、入会に時間がかかってしまいますね。
ゴルフ会員権の審査内容について「まとめ」
以上、本記事では、ゴルフ会員権購入から会員登録までの流れと、ゴルフ会員権の審査内容について解説させていただきました。
本記事の内容を再度まとめさせていただきます。
- クラブ面接では、ゴルフの経験年数やスコア、月の平均ラウンド回数、職業の話、入会の動機、紹介者との関係性などが聞かれる
- クラブ面接ではそのクラブに相応しい人間性を有しているかがみられている
- メンバー登録は会員権購入から1ヶ月半〜2ヶ月かかる
また、ゴルフ会員権の審査内容は、入会を考えているクラブによって異なったり、対策が難しいケースもあります。
また、会員権を購入したものの、入会を断られて、会員権を無駄に購入してしまったというケースも少なくありません。現在は事前審査制度を取り入れているゴルフ場もあります。事前審査の有無や入会ハードルの高さは事前にゴルフ会員権業者に確認しておくことをおすすめします。
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