「ゴルフ初心者だけど、マナーだけは知っておきたい」「今度ラウンドデビューするんだけど何に気をつけたらいい?」
社会人世代だけでなく、若者の競技人口もどんどん増えてきているゴルフ。
この記事では友人や会社の上司、あるいは取引先の方などとゴルフ場に行く際に恥をかかないよう、注意して頂きたい服装マナーやプレー中のマナーについて解説しています。
初心者の方でもわかりやすいように、「これだけ覚えればとりあえず大丈夫!」というものを厳選してありますので、安心して読み進めてくださいね。
ゴルフってどんなスポーツ??
ゴルフは、「いかに少ない打数」で、ボールをカップに入れるかを競うスポーツです。
1打目を打つ場所(ティーインググラウンド)から、カップに入れるまでを1ホールと呼び、18ホールで1ラウンドと呼びます。複数人でグループを組み、交互にボールを打ちながらこのラウンドを回ります。
また、ただ競えばいいというわけではなく、守らなければならない、いくつかのマナーがあります。
ゴルフはルールよりもマナーが大事と言われるほど、マナーを重んじるスポーツなので、必ず頭に入れておきましょう。
本記事では「これだけ頭に入れておけば大丈夫!」という内容を厳選してますので、安心して読み進めてくださいね。
初心者がゴルフ場で気をつけたいマナー①『服装』
まず1つ目に初心者の方に気をつけて頂きたいゴルフ場でのマナーは、「服装」です。
「服装なんてなんでもいいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は多くのゴルフ場では、服装に関するマナーがしっかりと定められています。
ゴルフ場によって若干の違いはありますが、基本的には男女共通で以下の通りです。
- 襟付きのシャツ(ポロシャツなど)
- ロングパンツ
- 靴はゴルフシューズを着用
- ベルト着用
- 帽子を必ず着用する(安全のため)
短パンや、女性でいえばスカートスタイルなども問題はありませんが、その際には男女ともに必ずハイソックスを履かなければいけません。
また逆に、以下のような服装はNGとなるので注意しましょう。
- Tシャツ
- ジーンズ
- タンクトップ
- 靴底に金属の滑り止めのあるスパイク(野球やサッカー用など)
ゴルフ場によって、服装のマナーが異なるので、あらかじめ、行く予定のゴルフ場のホームページでチェックしておきましょう。
初心者がゴルフ場で気をつけたいマナー②『ティーインググラウンド編』
ここからは、プレー中のマナーについてご紹介していきます。
まずは、ティーインググラウンド内でのマナーについてです。ティーインググラウンドとは各ホールの1打目を打つ場所のことです。
このティーインググラウンド上では、最低限守っておきたいマナーが3つあります。
- 隣のホールに飛んだら必ずフォアーの声かけをする
- 素振りは多くても2回まで
- OBの可能性が少しでもあれば暫定球を打つ
隣のホールに飛んだら必ず「フォアー」の声かけをする
ボールを打った際に、誤って隣のホールに飛んで行ってしまった場合は、必ず「フォアー」の声を掛けましょう。
打ったボールは最速250kmまで加速すると言われています。隣のホールに打ち込んでしまった際に、相手の大怪我を防ぐためにも、必ず「フォアー」の声かけはしましょう。
ゴルフの「フォアー」とは、英語の「fore:フォア」から来ています。「危ない、ボールが行くぞ」という意味です。
素振りは多くても2回まで
ティーインググラウンド上では、素振りは多くても2回までにしておきましょう。
感覚をつかむためだからといってずっと練習してしまうと、スロープレイの原因となり同行者や他の組の人の迷惑にもなります。
OBの可能性が少しでもあれば暫定球を打つ
暫定球とは、OBになってしまった球を探す時間を省くために打つ球のことです。
もし見つからなかった場合、また打ち直すというのは非常に時間がかかりますし、同行している人たちの迷惑にもなります。
OBの可能性が少しでもある場合は、念の為暫定球を打っておきましょう。
初心者がゴルフ場で気をつけたいマナー③『フェアウェイ編』
次にフェアウェイ上のマナーについてです。「フェアウェイ」とは、ティーインググラウンドからグリーンまでの間、芝が短く調整されているエリアのことです。
このフェアウェイでは、守らなければならないマナーが3つあります。
- ターフができたら目土を入れる
- 静かにしている
- ボールが見つからない場合、探すのは長くても5分間
ターフができたら目土を入れる
ターフとは、クラブヘッドが地面を抉った際にできてしまう打ち痕のことです。
ゴルフ場の芝はとても繊細なため、ちょっとした傷から、すぐに周りの芝もダメになってしまいます。もし打った後にターフができてしまった場合は、必ず目土と呼ばれる土を入れ、元に戻しましょう。
人で例えれば、傷口にバンドエイドを貼るような感覚ですね。
目土のやり方は以下の動画を参考にしてください。
静かにしている
フェアウェイは、ティーインググラウンドやグリーンと比べて隣のホールからのボールの飛び込みが多いエリアです。
ですので、先述したように隣のホールからの「フォアー」の声が聞こえるよう、安全のために静かにしていましょう。
ボールが見つからない場合、探すのは長くても5分間
フェアウェイでは、誤って林の中や、ラフと呼ばれる芝の長いエリアにボールが入ってしまい、見つからなくなってしまうことがあります。
いつまでも探していては同行者にも、後の組にも迷惑になるので、長くても5分間までとしましょう。
初心者がゴルフ場で気をつけたいマナー④ 『バンカー編』
バンカーとは、ゴルフコース上に存在する砂地のエリアです。バンカーは一種の「ハザード」に分類され、他のエリアよりも数十センチ程度沈んでいるのが特徴です。
バンカーからボールを打つ(バンカーショット)をする際にも気をつけなければいけないマナーが3つ存在します。
- バンカーは土手の低い所から入る
- ショット後、自分の足跡は慣らしておく
バンカーは土手の低いとこから入る
バンカーに入る際は、必ず土手の低い位置から入るようにしましょう。
バンカーの縁は崩れやすいため、仮に入る時は問題なくても、出る際に足を掛けて崩れてしまう場合があります。
一度崩れてしまうと修復が難しくなってしまうので、注意しましょう。
ショット後、自分の足跡は慣らしておく
バンカーは砂地なので、ショットを打った後大きく荒れやすいのが特徴です。
ショット後、荒らした状態にしておいては後続の組がバンカーショットをする際に非常に打ちづらくなってしまいます。
バンカー付近には、砂を慣らすための「レーキ」と呼ばれる道具が置いてあります。ショット後はバンカーの砂をショット前の状態まで戻しておきましょう。
レーキの使い方は以下の動画を参考にしてください。
初心者がプレー中に気をつけるべきマナー⑤ 『グリーン編』
最後にご紹介するのはグリーン上でのマナーです。グリーンとはゴルフコースの一要素で、ホールの終わりであるカップがある地点一帯のことをさします。
先述した「フェアウェイ」よりも、芝がさらにきめ細かく整えられているので、ゴルファーにとってはコースの中で最も繊細さが求められる場所です。
そして、繊細さが求められるがゆえに、グリーン上でのマナーは他のエリアと比べて多く、初心者の方は、特にグリーンでのマナーに気をつけて頂きたいです。
- フラッグピンは最もカップに近いボールの人が抜く
- カップ周り30cmは踏まない
- ボールマークは直す
- グリーンにクラブやフラッグピンを置かない
- 同行者のパッティングラインを踏まない
フラッグピンは最もカップに近いボールの人が抜く
カップに立っているフラッグピンは、カップに一番近いボールの人が抜きましょう。
カップ周り30cmは踏まない
カップ周り30cmはグリーン上でも芝が特にデリケートな上に、ボールがカップインするかどうかにおいてもとても重要な部分です。
カップインしたボールを拾い上げるときや、フラッグピンを抜く際に踏まないよう注意しましょう。
ボールマークは直す
ボールマークとは、打ったボールがグリーンに乗った際にでくるくぼみのようなものです。
先述したように、グリーンの芝はとても繊細なので、ボールマークを残してしまうと芝が痛む原因となってしまいます。
ゴルフ場では、「グリーンフォーク」というボールマークを直す道具があるので、それを活用しましょう。参考までに使い方の動画を載せておきます。
グリーンにクラブやフラッグピンを置かない
グリーン上にクラブやピンを置いてしまうと、グリーンの芝を傷つける原因となってしまいます。
グリーンの広さにもよりますが、クラブやピンはできるだけグリーン外に置くよう心がけましょう。
同行者のパッティングラインを踏まない
パッティングラインとは、ボールからカップまでの軌道のことを言います。
パッティングは、芝の流れや状態に大きく影響を受けるので、他の人のパッティングラインを確認した上で、そのラインを踏まないよう注意しましょう。
初心者がゴルフ場で気をつけたいマナー 『まとめ』
以上、初心者が絶対に覚えておきたいゴルフ場のマナー5選でした。今回は多くの初心者さんが悩むであろう服装と、各エリア別でのマナーについて解説しました。
ゴルフが「紳士のスポーツ」と言われる所以は、今回ご紹介したような相手や環境を思いやるいくつものマナーにあります。
自己中心的にプレーするのではなく、同行者や他のホールの人への気遣いや、プレーファストを心がけるようにしましょう。
マナーをしっかり守ってゴルフを楽しみましょうね!
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