紳士のスポーツとしてイメージが定着している「ゴルフ」。ゴルフの漫画と聞くと、「堅苦しい」「おじさんくさい」といったイメージを抱いてしまう方が多いのではないでしょうか。
ですが実際のゴルフ漫画は、上記のようなイメージとはかけ離れたものが多くあります。
本記事では、ゴルフの醍醐味を余すことなく描き出し、かつ、面白くストーリー仕立てにしたゴルフ漫画を5作品紹介させていただきます。
気に入る作品が見つかると思いますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
おすすめのゴルフ漫画①「ライジングインパクト」
「ライジングインパクト」は「七つの大罪」でも有名な鈴木央先生が書いていたゴルフ漫画です。
かつては週間少年ジャンプにも掲載されており、一度打ち切りとなるも、ファンの間で人気が再燃したことで復活掲載がされた名作中の名作です。
福島の山奥で祖父と2人で暮らす小学生の主人公・「ガウェイン七海(ななうみ)」。
彼の夢はなんでもいいから世界で一番の飛ばし屋になること。ひょんなことから女子プロゴルファーの「西野霧亜(にしのきりあ)」と出会い、ゴルフが世界で一番球を飛ばせる競技であることを目の当たりにする。
ガウェインは世界一のプロゴルファーになるため上京、霧亜の家で居候をしながら「ギフト」と呼ばれる特殊能力を持った同世代のライバルたちと鎬を削っていく・・・
「ライジングインパクト」は鈴木央先生特有の柔らかいタッチが特徴で、登場人物のキャラクターも豊かなのが特徴です。
ゴルフを始めたばかりの方でもすぐにのめり込んでしまう作品に仕上がっていますので、気になった方はぜひ読んでみてくださいね。
おすすめのゴルフ漫画②「プロゴルファー猿」
「プロゴルファー猿」は、藤子不二雄A先生によって世に出されたコメディ系ゴルフ漫画です。
1985年にはアニメ化もされており、当時の子供に大人気を博していました。
田舎の山奥に暮らす外見が猿そっくりの野生児「猿谷猿丸」は兄弟5人の長男坊。 木を削って作ったドライバーを使って、近所のゴルフ場に侵入しては、OBボールを回収して売却したり、練習に来た人を相手に賭けゴルフをして日銭を稼ぐ、自称「プロゴルファー」。
「プロゴルファー」と名乗るだけあって、猿丸は負けなし、ドライバー一本で勝ち星を上げ続ける。その才能を見初めたゴルフ界の影のドン「ミスターX」は猿丸を自分の配下におこうと画策する。
次々と手練れの刺客を猿丸へ送り込み勝負を仕掛けるミスターXと、持ち前の技術や勝負勘を頼りに打ち倒していく猿丸の壮絶な戦いの物語。
必殺技や現実ではありえないような描写など、多くのギャグコメディ要素が散りばめられているのにもかかわらず、大人もなぜか夢中に読んでしまう不思議な作品です。
「自称」プロゴルファーから「本物の」プロゴルファーになってくストーリーが、あなたの中に眠る「幼心」を呼び起こすきっかけになるかもしれませんね。
おすすめのゴルフ漫画③「ROBOT✕LASERBEAM」
「ROBOT×LASERBEAM」は「黒子のバスケ」の作者、藤巻忠俊先生が書いている作品で、一時期週刊少年ジャンプにも掲載されていました。
主人公・「鳩腹呂羽人(はとはらろばと)」は栄藍学院の1年生で、真面目で几帳面な性格。しかしその性格が行き過ぎたのか、空気が読めない上に、何に対しても無感動、無表情なので、周囲からは「ロボ」というあだ名で呼ばれていた。
そんなロボの唯一の友達が、「中田トモヤ」だ。あまりにも周りに対して無愛想、そして不器用なロボに対して、トモヤは自身も所属しているゴルフ部への勧誘を行うのだった。
だが、案の定ロボはゴルフに全くと言っていいほど興味を示さなかった。そんなロボであったが、ふと思い立ってゴルフ練習場に行くと、クラブでボールを打ち始める。
何となく練習場でクラブを握り球を打つと、場内には圧倒的なコントールと正確なインパクトからなる快音が響きわたる。その音にいち早く気づいたのが、「侍」と呼ばれているアマチュアプロの「三浦鷹山(みうらようざん)」だった。
鷹山は成桜大学付属高校ゴルフ部の一年生エースで、アマチュアのトッププレイヤー。たまたま同じ練習場の2階にいた鷹山は、彼自身ですら10球に1球出せるかどうかのショット音を、全てのスイングで繰り出していることに驚愕する。すぐさま正体を確かめるために一階へ降りるが、ロボは既に練習場を去っており、鷹山は彼に会うことはできなかった。
正統派の天才、鷹山と、異質の天才、ロボ。ふたりの天才はこれからライバルとして戦い始めるのであった。
王道のゴルフ漫画とは打って変わって、必殺ショットが飛び出すなど、ファンタジーな世界観が特徴的です。
そのほかキャラクター同士の関係も綿密に構成されているので、ゴルフ以外の部分でも楽しめる作品に仕上がっています。
おすすめのゴルフ漫画④「KING GOLF」
「KING GOLF」は、ヤンキーの主人公が、ひょんなことからゴルフと出会い、次第にゴルフにハマっていくヤンキー系ゴルフ漫画ともいうべき作品です。
「『わがままの王様』が『ゴルフの王様』」を目指しライバルと鎬を削っていく様子は見応え抜群です。
主人公の「優木蒼甫(ゆうきそうすけ)」は、帝倫高校の1年生。その筋肉質な体と特徴的なドレッドヘアーから、「プレデター」と呼ばれる最強最悪のケンカ屋だ。
ある日の登校時、蒼甫はいつものように暴走族と揉め事を起こしていた。その様子を近くで見ていた日本最高の若手天才ゴルファーと称される「霞見ひかる」は、「・・・くだらない」と蒼甫を含めその場を一蹴する。
その日の放課後、蒼甫は、「このオレを蔑んだような目で睨んだ」と、ひかるを探すべくゴルフ部を訪れる。ゴルフ部の練習場では元賞金王・現ゴルフ部コーチを勤めている「谷川謙作(たにがわけんさく)」と、ひかるを含めた多くの部員が練習を行なっていた。
蒼甫はゴルフを「おっさんスポーツ」とバカにし、谷川はそれに対して怒りをあらわに。そして蒼甫と谷川の喧嘩はゴルフ対決へと発展する。
谷川は直前にひかるが打った飛距離250ヤードを飛ばせたら負けを認めるといい、それに対し蒼甫は「片手で飛ばしてやる」と豪語。誰もが蒼甫の負けを確信した中、蒼甫は素人とは思えない正確なインパクトを見せ、なんと片手で210ヤードを飛ばして見せた。
この勝負をきっかけに蒼甫は帝倫高校ゴルフ部に入部。わがままの王様がゴルフの王様を目指す口火が切られたのであった。
この作品の魅力は、主人公・優木蒼甫(ゆうきそうすけ)の筋の通った真っ直ぐさと、そこに惹かれた仲間たちの成長過程にあります。
「わがままで何が悪い、一度しかない人生、我を通してなんぼだろうが」
ゴルフのポテンシャルもさることながら、1人の「男」として「カッコいい」蒼甫の生き方に、男性読者は胸を打たれること間違いなしです。
おすすめのゴルフ漫画⑤「風の大地」
最後に紹介させていただくのは、「風の大地」です。
「風の大地」は、上で紹介した4つとは系統が違い、超王道のゴルフ漫画です。「風の大地」では実際のプレーでも使えるような実用的なゴルフの知識も解説されています。
家庭の事情から、在学していた京都大学を退学、一転して全くの素人からプロゴルファーを目指すことにした主人公の「沖田圭介(おきたけいすけ)」。
ゴルフ界では遅いといわれる24歳からのスタートであったが、持ち前の努力と周囲の環境を最大限に活かしでゴルフを始めてわずか1年でプロテストに合格。
良きライバルとして競い合った「笠崎孝(かさざきたかし)」や所属していた鹿沼カントリークラブの職員たち、そして師匠と慕う「小針春芳(こばりはるよし)」など、多くの人の出会い彼らに見守られて成長していく圭介のストーリーが描かれている。
プロとなった後の世界ツアーでも、様々な人との出会いと別れを経験する沖田圭介の心には、常に様々な風が吹き付ける「風の大地」、鹿沼カントリークラブがあった。
作中には、現実のゴルフ界でも活躍したレジェンドプレーヤーたちの名前も出てくるので、より一層作品のリアリティが増しています!
ストーリーを楽しみながら、ゴルフの基礎的な知識も身につけられる、まさに一石二鳥な漫画です。
イマドキのフィクションチックなストーリーが苦手な方には非常にオススメできる作品です。
おすすめのゴルフ漫画「まとめ」
以上、本記事では、おすすめのゴルフ漫画を5作品紹介させていただきました。
- 「ライジングインパクト」
- 「プロゴルファー猿」
- 「ROBOT×LASERBEAM」
- 「KING GOLF」
- 「風の大地」
ゴルフそのものの良さを出した作品や、ゴルフにファンタジー性を掛け合わせた作品など、ここで紹介している以外にも名作ゴルフ漫画は多数存在します。
ぜひ自分に合った作品を見つけてみてくださいね。
60年以上の歴史を持つ、ゴルフ会員権売買のパイオニア企業。2,500社以上の上場企業との取引があり、徹底したサポートによる安心感と実績がございます。
昭和36年(1961年)創業し、ゴルフ会員権業者の中では最も歴史があります。そのため、ゴルフ場のデータも豊富で、適正な売買価格の選定が可能です。全国のゴルフ場を取り扱っており、その取引実績は業界トップクラスです。売買のみならず、相続や名義変更も承っております。法人・個人問わず、お気軽にお問い合わせください。