「初めてラウンドを回るんだけど、着ていくシャツは襟付きじゃないとダメなの?」「最近は襟なしでも大丈夫って聞いたんだけどどうなの?」
ゴルフは他のスポーツよりも服装に対して厳しいことで有名です。特に、シャツは襟付きのものが原則と言われています。
ですが最近では、若者のゴルフ人口が増えてきた影響からか、ラウンド中でも襟なしのシャツを着ている方がちらほら見受けられます。
女子プロゴルファーの方でも襟なしのシャツを着ている方をよく見かけますよね。
本記事では、襟なしシャツがアリかなしかに加え、襟付きシャツが原則となっている理由、それからラウンドをする際の最近のシャツ事情についてまとめています。
ゴルフ場でラウンドをする際に着るシャツ選びについて疑問や不安がある方はぜひ最後までご覧ください。
トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/t-シャツ-ゴルフ-ゴルフクラブ-313193
ゴルフウェアに襟なしを選ぶのはあり?なし?
結論から申し上げると、ゴルフウェアに袖なしを選ぶのはアリです。
ポロシャツやカジュアル過ぎないズボンなどは、紳士的な印象を与える一方で、若者にとってはどこか「古臭い」「おじさん臭い」という印象を与えるのではないでしょうか。
そこで、ゴルフウェアを作っているメーカーや、ゴルフのクラブハウスなどが、若者のゴルフ人口増加に伴って、若者がゴルフを始める敷居を低くしようと、ゴルフにカジュアルさを取り入れ始めました。
このことが、襟なしゴルフウェアの流行りに起因していると言われています。
ただし、「襟なし」と一口に言っても種類はたくさんあります。当然ですが、日常生活で着るようなものや、その他のスポーツで着るようなものはNGです。
「襟なしでもOK」という風潮はあるものの、やはり伝統的な要素は残さなければいけません。 ではどのようなゴルフウェアであれば、ゴルフのラウンド中に着ても問題無いのでしょうか。
最近のゴルフの襟なしシャツ事情
「ヘンリーネック」「モックネック」という単語を聞いたことはあるでしょうか。 この2つはともに、ゴルフウェアの種類を指す言葉です。
モックネックとは・・・モック(mock)とは、英語で「偽物の、見せかけの」という意味があり、タートルネックのように折り返さないのが特徴
ヘンリーネックとは・・・ポロシャツのような外観でありながら、首回りはスッキリとした襟なしで、程よいカジュアル感があるのが特徴
「ヘンリーネック」も「モックネック」も、襟なしのシャツでありながら、紳士的なデザインとカジュアルなデザインがうまく融合されています。
そのため、最近では老若男女問わず、この「ヘンリーネック」や「モックネック」を着用してラウンドするゴルファーが多く見受けられます。
プロも襟なしシャツを着ている?
また、上述した「ヘンリーネック」や「モックネック」のゴルフウェアは、プロゴルファーも好んで着用しています。
今までは、襟ありのポロシャツを着ている場合がほとんどでした。ですが最近では、男女にかかわらずトッププロが襟なしのシャツを着て試合に臨んでいる場面を多く見かけます。
こうしたシーンからも、ゴルフというスポーツが、次第にカジュアルさを取り入れつつあるということが見て取れますね。
そもそも何でゴルフでは襟ありシャツが原則なの?
ゴルフはもともと、「貴族」に分類される上流階級の人々の社交場となっていました。
1400年代頃からは、スチュワート王家(当時のスコットランド王家)、が中心となってゴルフが発展していきました。そんなスチュワート王家には、以下のような家訓がありました。
「相手に敬意を払い、周囲に不快感を与えない服装こそ”作法の第一”と知るべし。服装は自分のために非ず、相手に対する衷心からの礼儀なり」
当時は、男性は、襟付きのシャツにネクタイとジャケットを、女性は、フリルが付いたハイネックのブラウスに、地面に付くほど長い丈のスカートを着用することが正装とされていました。
上記のようなドレスコードを考えると、襟なしのTシャツやデニムのパンツ、スニーカー、サンダルがNG、と言う理由はよくわかりますよね。
こうした名残から、ゴルフをプレーする際は、襟付きのシャツを着るというのが習わしになったのです。 現代ゴルフにおける「正装」に分類されるのは、以下の様なコーディネートです。
- トップス→襟付き&袖付き
- パンツ→カジュアルすぎないロングパンツ(女性はスカート、ショートパンツ、ワンピース)
- 靴→ゴルフシューズ
ゴルフのラウンド中に着るシャツの選び方
最近のゴルフが襟なしを認めつつある風潮であることは上の章で述べましたが、やはり実際に着用しても大丈夫かどうかは心配になりますよね。
本章では、襟なしでも大丈夫か、襟アリでないといけない場面はどのような場面かなど、何を基準に判断すればいいかについて解説していきます。
結論、着用するシャツは、「ラウンドするゴルフクラブ」と「同行者の雰囲気」によって判断しましょう。
- 「ラウンドするゴルフクラブ」
- 「同行者の雰囲気」
シャツ選びの要素「ラウンドするゴルフクラブ」
前述した通り、最近ではモックネックやヘンリーネックなどの襟なしでカジュアルなトップスをOKとしているゴルフクラブは増えてきています。
ですが、ゴルフクラブの中でも名門と呼ばれるコースなどは、依然としてドレスコードに厳しいケースが多いです。
周りが襟付きのきちっとした服装をしているのに自分だけカジュアルな服装だと浮いてしまいますよね。
ラウンド前日などに事前にクラブに確認するなどしておくと良いでしょう。
シャツ選びの要素「同行者の雰囲気」
同行者の服装も、自身の着用するシャツを選ぶ上で非常に重要な要素です。
例えば、ラウンドの同行者が接待先の上司だとして、その方がカジュアルな服装を好む場合は、襟なしのモックネックシャツなどでも大丈夫でしょう。
ですが逆に、その方が大のゴルフ好きで、ドレスコードなどに厳しいような方でしたら、襟付きできちっとキメていく方が好ましいといえます。
同行者がどのような方なのかを事前に把握しておくようにしましょう。
ゴルフの襟なしシャツについて「まとめ」
以上、本記事ではゴルフの襟なしシャツに関する情報をまとめさせていただきました。
結論をまとめると、ゴルフをする際に襟なしシャツが認められるかどうかは、ゴルフ場の雰囲気と同行者によると言うことになります。
モックネックやヘンリーネックであれば、襟なしでもOK。
ただし、ゴルフ場の雰囲気と同行者による。
TPOを意識しながら襟なし襟ありのシャツを着こなせるようになることが理想ですね。
若者にとっては襟ありのシャツをゴルフの際に着ることは「古臭い」「ダサい」と思いがちですが、しっかりとコーディネートを組めば、大人っぽさが際立つ紳士的な外観にすることも可能です。
襟あり襟なしに関わらず、自分なりの着こなしを見つけてみてくださいね。
再度以下にゴルフ場での服装に関する記事を載せておくので併せてチェックしてみてください。
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