ゴルフの基礎知識

【注意!】ゴルフ会員権の相見積もりは3社までにしたほうが良い理由

「ゴルフ会員権の相見積もりは3社までが良い理由」について解説させていただきたいと思います。

ゴルフ会員権に限らず、不動産や車など高額な買い物をするときは相見積もりをすることが多いと思います。

ゴルフ会員権を購入・売却を検討している方は8〜9割くらいは相見積もりをとっています。
多くの会社に問い合わせて「一番安いところで買いたい」「一番高いところで売りたい」という方が多いのではないでしょうか。

ただ、ゴルフ会員権の業界では相見積もりのやり方を間違えると、かえって損をすることがあります。
その理由と最も効果的な相見積もりの仕方について、解説させていただきますので、ぜひ最後までご覧ください。

相見積もりを取りすぎるな!

ゴルフ会員権の相見積もりについて、最も注意すべきこと、

「あいみつを取りすぎないこと」

相見積もりを取る場合は多くても3社までにすることを推奨します。

大前提として相見積もりはした方が良いでしょう。
ただし、5〜10社など会員権業社へ手当たり次第に問い合わせするのはあまり推奨しません。
その理由にはゴルフ会員権というものがどのように取引されているのか、業界の仕組みが関わっています。

ゴルフ会員権業界の仕組み

大前提として、ゴルフ会員権の市場は世間が思っている100倍くらい狭いです。

1つのゴルフ場のメンバー数は1200〜1400人くらいです。
この中でゴルフ会員権を売却したい方は多くても月に10〜15人くらいになります。
逆に購入する方もゴルフ場での審査があり、多くても10人前後しか審査ができません。

つまり、数百人が一斉に購入するということはあまり考えられません。
1つのゴルフ場において、多くても月10〜15件程度しか取引がないということになります。人気がないゴルフ場やメンバー数が少ないゴルフ場であれば、年間に5件程度しか売買がされていないこともあります。。

このような非常に小さな市場の中で、一人が5社とか10社に相見積もりしてしまうと、一気に売り買いのバランスが崩れてしまいます。
ゴルフ会員権業者も商売ですから、問い合わせがあれば必死に売り手、買い手を探します。多くの会員権業者が売り注文をすれば市場価格は簡単に上がりますし、多くの買い注文をすれば市場価格は簡単に下がります。

仮に株式市場のように一つの銘柄で1日数千件、数万件の取引がされているような業界であれば、影響ありませんが、月で10〜15件の売買ががあるかないかのようなゴルフ会員権の業界だと1つの問い合わせの影響がかなり大きいわけです。

また、多くの方が相見積もりしているように、反対側のお客さんも相見積もりしているケースが多いです。
そのため、何社もの会員権業者を通して、1人の売り手と1人の買い手に売ってくれ買ってくれとなってしまうケースも多々あります。
すると結果的にいつまで経っても金額が折り合わず、成約しないどころか、意図しない方向に相場が傾いてしまい、お客様自身が損してしまう可能性があるということです。

繰り返しになりますが相見積もり自体は全く否定しません。

ゴルフ会員権は高額な買い物ですし、ある程度の比較検討は必要だと思います。
ただし、これだけ狭い市場で必要以上の会社に相見積もりを取ると、逆にお客さんが損をする可能性があるので、相見積もりを依頼するときは2社か多くても3社くらいにしておくのが良いです。

賢い相見積もりのやり方

相見積もりの注意点はわかったところで、ゴルフ会員権の見積もり依頼をする際に気を付けておくべきことを2つお伝えします。

相見積もりしていることを伝える

相見積もりをしていることを隠している方が多くいらっしゃいますが、相見積もりしている場合はその旨を伝える方が得策です。

相見積もりをしている伝えると、当然ですが、他の会社に金額で負けたくないので、相手方との料金交渉を頑張ってくれる可能性が高いです。

「相見積もりをしていると伝えると失礼になるんじゃないの」と思うかもしれませんが、ゴルフ会員権業者は相見積もりになれています。
全く気にしてませんし、相見積もりは当然だと思っているので、伝えることで気を悪くする会社はほぼないです。
もし伝えて粗雑な対応になるようであれば、そのゴルフ会員権業社では取引をしないほうが賢明だと思います。

そのようなフィルターをかける意味でも、交渉を頑張ってもらう意味でも相見積もりしている旨は伝えたほうが良いです。

できるだけ情報を開示する

ゴルフ会員権業社に希望の金額だけ伝えるだけという方がよくいます。
それは悪手です。

「購入・売却に至った背景」や「売買する際になにを重要視しているのか」はできる限り詳しく伝えたほうが良いです。

「数年待ってでも良いからこの金額で絶対買いたいという方」もいますし、「相続なのですぐに売却できる金額で成約して欲しいという方」もいますし、「時間も金額も気にしていないけど紹介者がいないのでそこをなんとかしたいという方」もおり、個人によって要望が異なると思います。

本来は営業マンがヒアリングすべきことですが、詳しい状況を伝えると、その要望を汲み取った提案をしてくれると思います。

また、「電話をかけてこないでくれ」と思う方もいますが、なかなかメールやチャットだけだと状況や要望が伝わりづらいので、結果的に良い提案がされなくなってしまう可能性があります。
多数のゴルフ会員権業者に見積もりを頼んでいて、電話がかかってくるのが嫌だということもありますが、お互いに真摯な対応ができることが望ましいです。

相見積もりについての心構え

相見積もりをする際に1番心がけるべきことは
「1円でも安く買える」ということではなく、「ぼったくられることを防ぐ」ことです。

ゴルフ会員権業者も人間なので、何十社にも相見積もりをしている方だと、「この人は値段しか気にしていないのかな」と思って、消極的な提案になってしまいます。
お客様と会員権業者が良い関係を築くためにも本記事の内容は念頭においていただければと思います。

まとめ

今回の記事では「ゴルフ会員権の相見積もりは3社までが良い理由」について解説させていただきました!

ゴルフ会員権業界は世間が思っているより狭く、悪評はすぐに出回ります。
みなさんが損しないためにも本記事の内容はぜひ意識していただけると嬉しいです。

本メディアを運営している「日本ゴルフ同友会」では全国のゴルフ場の会員権を取り扱っております。購入・売却を検討している方はぜひお気軽にお問い合わせください。

また本記事で解説させていただいた内容は本サイトを運営している「日本ゴルフ同友会」の公式youtubeチャンネルでも解説している内容となっております。
より詳しく知りたい方は是非、動画もご覧ください。

日本ゴルフ同友会

60年以上の歴史を持つ、ゴルフ会員権売買のパイオニア企業。2,500社以上の上場企業との取引があり、徹底したサポートによる安心感と実績がございます。
昭和36年(1961年)創業し、ゴルフ会員権業者の中では最も歴史があります。そのため、ゴルフ場のデータも豊富で、適正な売買価格の選定が可能です。全国のゴルフ場を取り扱っており、その取引実績は業界トップクラスです。売買のみならず、相続や名義変更も承っております。法人・個人問わず、お気軽にお問い合わせください。

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