「せっかくうまくラウンドを回れていたのにプレッシャーに負けてミスショットを連発してしまった」「1度ミスしてから調子を落としてしまった」
よくラウンドを回るゴルファーでしたら上記のような経験をしたことがあるのではないでしょうか?
なぜゴルフでメンタルが大事なのか、メンタルを鍛えるにはどうすればいいのか、プロは実際にどうやってメンタル管理しているのか?
本記事を1章ずつ読んでいただくことで、以上のような悩みが解決できます。ぜひ最後までご覧ください。
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なぜゴルフでメンタルを鍛える必要があるのか
ゴルフ、と聞くと「大自然の中でのびのびとラウンドを回る」といった印象が強いと思いますが、ショットの際には非常にメンタルが大事になるスポーツです。
「ゴルフはメンタルが命」なんて言われたりもしますね。
ではなぜゴルフではメンタルが非常に大事なのでしょうか。具体的には以下の2つの理由があります。
- 個人競技であり、ショットの際は1人きり
- クラブにボールが当たる角度がズレると大幅に軌道が逸れてしまう
- プレー中、1人で戦略を立てなければいけない
野球やサッカー、テニスなどは常に動いているスポーツなので、流れに任せて行動することができます。
しかし、ゴルフはティーショット、パッティングなど、1プレー1プレーが独立しているため、プレー毎に毎回緊張を感じることになります。
また、プレー中ミスショットをしてしまった場合でも基本的には全て1人で考えなければなりません。
つまりゴルフは究極の個人プレー競技といっても過言ではないです。
メンタルを鍛えることで大事な場面でもミスが減り、スコアを伸ばすことができます。
ゴルフ初心者がメンタルを乱す原因
前章ではメンタルの重要性について述べさせていただきました。では、具体的に初心者がメンタルを乱してしまう原因はなんなのでしょうか?
初心者にありがちなメンタルを乱してしまう大きな原因は以下の5つです。
- ミスを引きずる
- スコアを気にしすぎる
- 高すぎる目標設定
- 周りの人を気にする
- 緊張や不安をムリに振り払おうとする
以上の5つの中でも、特に初心者がやってしまいがちなのが「ミスを引きずる」です。
自分の頭の中のイメージと実際のプレーが乖離していて、1つのミスに対して敏感になってしまうことで、ズルズルとミスを引きずってしまいます。
初心者のうちはメンタル維持をするためにも、特に上記の5つには気を止めすぎないように注意しましょう。
ゴルフメンタルの鍛え方①「ルーティーンを作る」
本章からは、ゴルフメンタルの鍛え方について解説していきます。まず初めにご紹介する方法は、「ルーティーンを作る」ことです。
ゴルフ以外にも、野球やテニスなど様々なスポーツで自分のルーティーンを持っている選手がいます。
常に違う位置・場所からボールを打つゴルフにおいて、何よりも重要なのがボールを打つ前に「気持ちをリセットする」ことです。
では、気持ちをリセットさせるためには、どういったルーティーンを取り入れればいいのでしょうか?具体的には以下の通りです。
- 深呼吸をする
- ボールと目標地点をクラブで結ぶ
- クラブでボールの横の地面をたたく
- 右足から構えに入る
上記の中から自分に合ったルーティン方法を見つけてもいいですし、自身で決めてもいいでしょう。
プロのように自分なりのルーティーンを作ることでスコアアップに繋げましょう。
ゴルフメンタルの鍛え方②「イメージトレーニング」
2つ目にご紹介するメンタルの鍛え方は、「イメージトレーニング」です。
イメージトレーニングとは、「脳の仕組み」を使ったトレーニングのことです。人間の脳は「実際の出来事」と「イメージ中の出来事」の区別ができないといわれています。
そのため、脳にとっては「イメージ中の出来事」もまた一つの事実なのです。体は脳が出す信号で動くので、イメージトレーニングには大きな効果が期待できると言えるのです。
イメージトレーニングをゴルフに生かす上で具体的に想像するといいのは以下のような理想像です。
- 正しく美しいフォームでスイングしている自分
- 順調にラウンドしている自分
- ベストスコアでホールアウトした自分
上記のように、なるべく細かい結果までイメージするようにするとよりイメージトレーニングの効果が出やすくなります。
イメージトレーニングは入浴中や就寝前など、ストレスがかからない、リラックスしているときにするのが望ましいです。
ゴルフ以外にもイメージトレーニングはポジティブになるために非常に役に立ちますので、日常生活からどんどん取り入れましょう。
ゴルフメンタルの鍛え方③「ゴルフコースに慣れる」
前章で紹介した、「ルーティンの設定」と「イメージトレーニング」以外にももっと単純なメンタルの鍛え方があります。
最後にご紹介するのは、「ゴルフコースに慣れる」という方法です。言い方を変えれば、「数をこなす」でしょうか。
「ゴルフ初心者がメンタルを乱す原因」の章でご紹介した例は、実はそのほとんどが、ゴルフコースに慣れることで解消されます。
ラウンドコースに慣れるには、そのラウンドをひたすら周り、経験を積むしかありません。
自分なりのルーティーンの設定やイメージトレーニングを積むこと以外にも、「経験」という観点に目を向けてみてはいかがでしょうか?
プロゴルファーのメンタル術「タイガーウッズ」
本章では、実際にプロゴルファーがどのようにメンタルを管理しているのかをご紹介したいと思います。
最初にご紹介するのは、4大メジャー選手権優勝14回、生涯獲得賞金額1億ドルを突破し歴代1位という輝かしい成績を残したプロゴルファー、「タイガー・ウッズ」選手です。
彼のラウンド中のメンタル管理術は、「ミスをする自分を全く想像しないこと」です。
- 「このパターは絶対入れる」
- 「このショットは難しいが必ずフェアウェイに打つ」
上記のように、「タイガーウッズ」選手はラウンド中、非常に強気で前向きなイメージを常に持ちながらプレーをしています。
ゴルフ界のレジェンドと言われる所以が現れているようなメンタル管理術ですね。
プロゴルファーのメンタル術「横峯さくら」
本章では、2009年に賞金女王に輝き、世界ランク最高位13位と世界でも活躍する横峰さくら選手のメンタル術をご紹介します。
前章ではタイガーウッズ選手のメンタル管理術をご紹介しました。横峰さくら選手はタイガーウッズ選手とは真逆のメンタル管理術を持っているのです。
彼女のメンタル管理術は、「OKラインを下げる」というものです。自分のプレーに対してマイナス感情を抱いたとしても、自己肯定感を得られる状況をつくり、自身のマイナス感情を受け入れる
自分としっかり向き合うことで、自分のことが理解できる。そうして初めて本当のポジティブシンキングができます。
https://www.golfdigest.co.jp/digest/column/back9/2013/20131015b.asp
つまり、高望みするのではなく、今の自分ができることに集中し、設定した「OKライン」をクリアしていき、「自分の感情」と「勝つために必要な行動」を切り離すということです。
「ミスしてもいいから、勝つためにできることは何か」と考えながらプレーすることでいつも通りの自分でプレーすることができるというわけですね。
ゴルフのメンタル鍛え方「まとめ」
以上、本記事ではゴルフのメンタル鍛え方、及びプロゴルファーたちのメンタル術について解説させていただきました。
ゴルフでメンタルを鍛えることは、スコアアップだけではなく普段のプレーの安定にもつながります。
初心者の方はもちろん、中級、上級者でも、さらに一歩上のレベルを目指したい方はぜひこの「メンタル」を意識してみてください。
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