「ゴルフクラブのメンバーになりたいんだけど、会員権を購入するだけでいいの?」「ゴルフ会員権を保有するための審査内容って?」
ホームコースを持つことは、ゴルファーにとって一つの憧れなのではないでしょうか。友人とラウンドに行く際も、「自分のホームコースだから」と自慢できれば鼻が高いですよね。しかもそれが名門クラブともなれば尚更です。
ホームコースを持つには、そのクラブのゴルフ会員権の購入が必須になります。ですが、ゴルフ会員権を買ったらすぐにコースのメンバーになれる、と言うわけではないのをご存知でしょうか。
実は、ゴルフ会員権の購入をしても、ゴルフクラブ側から入会を拒否されてしまうケースもあるんです。無駄にゴルフ会員権の料金だけ支払う形になってしまいます。
本記事では、ゴルフ会員権購入からクラブ登録までの流れについて軽く触れたあと、ゴルフ会員権の審査内容について深掘りしていきます。
思わぬ落とし穴にはまらないよう、ゴルフ会員権の購入を考えている方はぜひ最後までご覧くださいね。
トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ゴルフ-ゴルフ-・-ボール-3216250/#content
ゴルフ会員権購入から入会まで流れ

冒頭で述べましたが、ゴルフ会員権を購入しただけでは、そのコースのメンバーになることはできません。
ゴルフ会員権の購入からメンバーとしての入会まで、どのようにして進んでいくのか、一例を紹介します。ぜひ会員権購入の際の参考にしてみてください。
一般的には、以下の4つのフローで購入から入会までが進んでいきます。
- ゴルフ会員権の購入
- 入会手続き・入会審査
- 理事会・役員面接
- 名義書換料の支払い
ゴルフ会員権の購入
ゴルフ会員権購入の際には、予算や立地などから、購入するコースを決定します。
ゴルフクラブによっては個人の会員を受け付けていないコースがあったり、紹介者が必須だったりするコースがあるので、事前に調べておきましょう。
ある程度購入希望のコースが絞り出せたら、ゴルフ会員権業者に会員権の取得を依頼、担当者と相談しつつ取り引きを進めます。
ちなみに、紹介者がいない場合についての対処法は以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。
当メディアを運営している「日本ゴルフ同友会」でも紹介者の斡旋を行っているのでお気軽のご相談ください。

入会手続き・入会審査
入会手続きでは、クラブに提出する必要書類の準備を行います。具体的には以下の書類の準備が必要です。
ゴルフ場によって審査に必要な書類は異なりますので、事前に確認するようにしましょう。
- 入会申込書
- 名義書換申請書
- 推薦保証書
- 経歴書
- 誓約書
- 委任状
- 印鑑証明書
- 写真
- 住民票・戸籍謄本
- 他クラブの在籍証明書 (他クラブ在籍がある場合)
理事会・役員面接
理事会・役員面接では、実際に理事会メンバーとコースを回ったり、職業や経歴についての簡単な問答が行われます。
詳しくは次章にまとめますのでそちらをご覧ください。
名義書換料の支払い
役員面接を通過し、理事会の承認も降りて初めて、そのコースのメンバーとして認められます。
理事会からの承認通知が届き次第、名義書換料の支払いを行うことでメンバーとしての待遇を受けることが可能です。
入会の審査内容

前章では、ゴルフ会員権購入からメンバー登録までのおおまかな流れについて解説させていただきました。
ゴルフ会員権の審査には、書類審査と面接での審査の2つがあります。前章で言えば、「入会審査」と「理事会・役員面接」にあたる部分です。
入会審査時の面接ではどのようなことを聞かれるのか、不安に思っている方もいると思います。名門と呼ばれるようなゴルフ場だと、面接が複数にわたって行われることもあります。
また最近では、ゴルフ会員権購入した後に入会を断ってしまうケースを防ぐため、事前審査を取り入れているゴルフ場(ex.我孫子GC)もあります。
本章では、理事会・役員面接の際のポイントと、よく聞かれることについてまとめます。
理事会・役員面接時のポイント
役員面接では、マナーや周りを気遣いつつプレーができるか、協調性があるか、メンバー同士のコミュニケーションが取れるかなど、そのクラブに相応しい人間性を有しているかがチェックされています。
とある名門クラブでは、有名企業の御曹司で会社での職位も高いのですが、面接官への態度がフランクすぎたと言う理由でメンバー登録を拒否されるというケースがありました。
そのクラブに相応しいかどうかが見られているということを忘れず、身だしなみや面接官への態度には十分気を使うようにしましょう。
また、面接の際に推薦者の同行を求められることもあるので、事前にすり合わせをしておきましょう。
理事会・役員面接で聞かれること
面接で聞かれる内容で多いのが、ゴルフの経験年数やスコア、月の平均ラウンド回数、職業の話などです。
また、名門クラブでは「クラブへの入会動機」を聞かれたりすることもあるので、事前に考えておくと無難です。
同伴プレーの場合
面接とは別にゴルフ場の支配人や理事長との同伴プレーを求められるケースもあります。
18ホールをゴルフ場の支配人や理事長と回り、プレーマナーや振る舞いをチェックされます。例えば、グリーンの上を走ったり、バンカーを馴らさなかったり、一般的なマナーを守れていないと入会できないこともあります。
ただ、プレーの上手、下手は関係ありません。「スコアが良ければ入会OK、良くないならNG」ということはありませんので、ミスしても落ち着いてプレーしてください。
プレー中ということもあり、堅苦しい話だけではなく、ラフなことを話すのも良いです。ゴルフ場の施設のことや歴史のこと、メンバーさんの情報を聞いてみるのも良いかもしれません。
コースメンバーになるまでにどのくらいかかる?

ここまで、会員権購入からメンバー登録までの流れ、具体的な審査内容について解説させていただきました。
では、購入からメンバー登録までどの程度時間がかかるのでしょうか。本章では、ゴルフ会員権購入後からの、各フローにおいてかかる時間についてまとめます。
- ゴルフ会員権の購入
- 入会書類の提出→7日程度
- クラブでの書類審査→7日程度
- 理事会・役員面接→7日〜1ヶ月程度(面接の有無、日程のすり合わせによって変動)
- 理事会での承認→7日〜2ヶ月程度(理事会の頻度による)
- 承認通知書の発送→7日程度
- 名義書換料の支払い→14日〜2ヶ月(理事会の頻度による)
- 正式なメンバー登録(名義書換された証券やネームプレート・会員カードの受け取り)→14日〜1ヶ月
上記の通り、正式にコースメンバーとして登録されるまでは、ゴルフ会員権の購入完了から最短で1ヶ月半〜2ヶ月ほどかかります。メンバー待遇は名義書換料の支払いが済んだタイミングで受けることが可能です。
また、理事会の承認が必要な事項については理事会の開催頻度に承認タイミングが依存するため、クラブによって大きく変動してきます。
加えて、ゴルフクラブによっては面接が不要のケースもあります。その場合は、メンバーとして承認されるまでの期間が縮まります。
半年に1回しか理事会を開かないゴルフ場もあります。そのような場合は、入会に時間がかかってしまいますね。
ゴルフ会員権の審査内容について「まとめ」
以上、本記事では、ゴルフ会員権購入から会員登録までの流れと、ゴルフ会員権の審査内容について解説させていただきました。
本記事の内容を再度まとめさせていただきます。
- 役員面接では、ゴルフの経験年数やスコア、月の平均ラウンド回数、職業の話、入会の動機などが聞かれる
- 役員面接ではそのクラブに相応しい人間性を有しているかがみられている
- メンバー登録は会員権購入から1ヶ月半〜2ヶ月かかる
また、ゴルフ会員権の審査内容は、入会を考えているクラブによって異なったり、対策が難しいケースもあります。
また、会員権を購入したものの、入会を断られて、会員権を無駄に購入してしまったというケースも少なくありません。
合計10,000件以上の取引実績がある日本ゴルフ同友会では各ゴルフ場の入会審査の対策、紹介者の斡旋が可能です。もし、少しでも入会審査に不安のある方はお問い合わせください。
ゴルフ会員権の売買は「日本ゴルフ同友会」へ!
当ゴルフメディアを運営する我々、「日本ゴルフ同友会」では、1961年創業、日本ゴルフ業界のパイオニアとしての誇りと責任を持って情報をお届けします。
「日本ゴルフ同友会」では、ゴルフ会員権の売買に関する事業を様々展開しています。本記事以外にも、ゴルフ会員権の売買や手続きに関する記事を多数更新中です。

ゴルフ会員権の売買をメインに、ゴルフ会員権に関することはなんでも対応をさせていただいていますので、是非ともご相談ください。
またそのほか、ゴルフに関するご質問・ご相談も受け付けております。何なりとお申し付けください。