「ゴルフ場は3密回避できるって聞いたんだけどほんと?」「ゴルフ場ではどんなコロナ対策をとっているの?」
新型コロナウイルスの影響で外出自粛が呼びかけられている中、「3密」が避けられる身近なスポーツとして世代問わず人気になっているのがゴルフです。
経済産業省の発表している「特定サービス産業動態統計調査」の統計表によると、最初に緊急事態が発令された2020年の4月のゴルフ場利用者数は50万6382人で、前年同期比の6割程度でした。
ですが、5月以降は徐々に客足も伸びはじめ、同年8月にはなんと、前年同期比で+10%を記録しています。
加えて、コロナ禍での若者のゴルフ人口の増加も見逃せません。
大手ゴルフ場グループ「PGM」の調査では、2020年8月単月の20~30代の来場者数が、2019年と比べ10%ほど増えていることが明らかになっています。
また、同世代が全年齢層に占める割合も、2020年4月〜8月の5ヶ月間の累計は10%弱だったのに対し、8月のみのデータでは約11%と、平均と比べて上昇していることがわかります。
外出自粛が求められるご時世にゴルフ利用者(特に若い世代)が増えた理由には、ゴルフ場がある環境、そしてゴルフ場のコロナ対策が大きく関わっているのです。
本記事では、ゴルフ場が3密を回避しているのか、そしてゴルフ場の主なコロナ対策について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
ゴルフ場は3密回避ができる?
気になるのはゴルフ場が「3密(密閉・密集・密接)」をしっかり回避しているのかどうかです。
ゴルフ場で「3密」になりやすい場所として考えられるのが、クラブハウス内ですよね。
クラブハウスの中で密になりやすい場所は以下の通りです。
- ロビー
- 更衣室
- シャワールーム
- レストラン
以上であげた場所を中心としながら、本章では、クラブハウス内での「3密対策」について、紹介していきます。
ゴルフ場の3密回避「密閉」
更衣室やシャワールームなど、プライバシーの問題などから、狭い空間であるにもかかわらず、定期的な換気が難しい場所は空気が篭りやすくなります。そのため、「密閉」という観点から危険と言われています。
これに対し、ほとんどのゴルフクラブでは、更衣室に人数制限を設けたり、シャワールームは使用を禁止することで対応しています。
中には、一定時間ごとに使用を停止し、「換気タイム」を設けているゴルフ場もあるそうです。
ゴルフ場の3密回避「密集」
「密集」という観点では、ロビーやレストランが該当します。
ゴルフ場では、1日に受け入れる組数を減らしたり、予約の時間帯をずらし、同じ空間にいる人数を一定数にとどめるなどの対策を行なうことで「密集」に対応しています。
ゴルフ場の3密回避「密接」
「密接」という観点では、特定の場所というよりは、プレー中のハイタッチや、ロビーでの談笑などが考えられます。その点に関してもゴルフ場ごとに対策がとられています。
例えばロビーに用意されている席には、1席分の間隔が確保されてあったり、手続きの際にサイレンス受付を行ったりです。
各ゴルフ場によって細かい対応方法は異なりますが、安心してゴルフができるよう、ほとんどのゴルフ場でこうした「3密」回避のための対応をとっています。
次章以降で、上記で少し触れた、プレー中の「3密」を含むコロナ対策について具体例を出して解説していきます。
ゴルフ場の主なコロナ対策①キャディー付きプレーの自粛
コース内で密になるという状況は想像しにくいですが、コースを回る人数を少なくするといった観点から、キャディー付きプレーの自粛を行なっているゴルフ場が多く存在します。
キャディーとは・・・荷物持ちやコース攻略のアドバイスなど、一緒にコースを回りながらプレーのサポートをしてくれる人のこと
キャディーはコース初心者や、荷物を持ちたくない人にとって非常にありがたい存在ですが、コロナ禍では接触要素の一つとなってしまいます。
ゴルフ場の主なコロナ対策②バンカーレーキの使用禁止
ゴルフ場では、コースの環境維持の観点から、使用したバンカーを綺麗に均しておくというプレーマナーがあります。
バンカーレーキとは・・・バンカーを使用した後に、バンカーを均す道具のこと
ですが、バンカーレーキは、組ごとに持ち歩くものではなく、基本的にはバンカーに一つ置いてある形式です。つまり、三密を回避しているコース内でも、他者との間接的な接触が起こってしまう箇所でもあるのです。
2020年5月18日付でJGA(日本ゴルフ協会)からローカルルール策定の指針として、バンカーを均す際のゴルフ規則が一部修正されました。
(4) バンカーレーキ
「プレーヤーは規則 12.2 に基づいてバンカーをならす場合、バンカーレーキの代わりとして足やクラブを使用してならすことができる(バンカーに関するすべての他の規則は修正されず適用される)。」
(JGA発表資料より引用)
本来は「バンカーレーキ」を使って均すという条文だったんです
日本ゴルフ協会が主導となり、限りなく「3密」になりにくいコース内でも、コロナ対策としてこうした細かい施策が取られているのです。
ゴルフ場の主なコロナ対策③少人数乗用カート
キャディーの同行やバンカーレーキの使用以外でも、コース内で三密になってしまう状況があります。それが、乗用カートへの乗車です。
乗用カートの場合、高齢の方や、長い距離を歩いて移動するのが大変という方もいるため、前の2例のように、廃止すればいいというものではありません。
そこでゴルフ場では、プレー同伴人数の制限をかけると同時に、カートも1人用もしくは2人用のものを使用しているケースが多いです。
また、飛沫拡散の観点からカートにパーテーションを設置したり、常に消毒できるように消毒液を常設しているなど、感染拡大の防止に努めています。
ゴルフ場のコロナ対策「まとめ」
以上、本記事ではゴルフ場が3密回避できているか、そしてゴルフ場の主なコロナ対策について解説させていただきました。
また、冒頭でも述べたように、コロナ禍であることをきっかけに、20代〜30代のゴルフ人口が増えつつあります。
新型コロナウイルスの影響で外出自粛が求められている中では、なかなか運動できる環境を見つけられませんよね。
ぜひこの機会を利用して、友人や家族とゴルフ場に足を運んで、運動不足の解消やストレスの発散に役立ててみてくださいね。
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