「初めてのラウンドで変なところにボールを打ち込んでしまった」「ロストボールの時ってどうすればいいの?」
ゴルフを嗜んでいる人間ならば誰しもが一度は経験したことがある「ロストボール」。
初心者のうちは特に、毎回といってもいいほどやってしまうのではないでしょうか。
本記事では、ロストボールをしてしまった時の対処法を3つ、初心者でもわかりやすいように解説しています。
事前に理解しておくことでロストしてしまった時の焦りを軽減することができます。ぜひ最後までご覧ください
トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/ufcDM0ApEBs
ロストボールとは?
「ロストボール」とは、日本語で言えば「紛失球」で、その名の通り、自分の打ったボールが見つからなくなってしまった場合に適用されるルールです。
林の中や、芝の深いラフに打ち込んでしまった場合など、プレーしていたボールをなくしてしまうケースは多々あります。
特に初心者の方は、思わぬ方向にボールを飛ばしてしまうことも多くありますよね。
ロストボール探しは何分以内?
もちろん、林の中やラフに打ち込んでしまった場合でも、ボールを探し出せれば当然ロストボールにはなりません。
ただし、ゴルフは「スロープレーをしないこと」がラウンドする際のマナーとしてあるので、打ち込んでしまったボールを探す時間に制限が設けられてます。
旧ルールでは5分以内と設定されていましたが、2019年にルール改正が行われてからは、ボール探しは3分以内にしなくてはならなくなりました。
これをオーバーしてしまうと、正式な大会やコンペなどでは失格になってしまうこともあります。
スコアを伸ばすために諦めずに探すことも大事ですが、周りのことを考えてスロープレー防止に努めることも重要です。
次章では、ロストボールをしてしまった場合の対処法について紹介していきます。
ロストボールの対処方法
では、ロストボールになってしまった場合は、どのようにプレーを再開すればいいのでしょうか。
本章では、ロストボールをしてしまった場合の具体的な対処方法を3つ紹介していきます。
- ストロークアンドディスタンス
- 前進2打罰
- 暫定球(プロビジョナルボール)
①ロストボールの対処法「ストロークアンドディスタンス」
「ストロークアンドディスタンス」とは、ロストボールになった時に、ボールを打った場所に戻って再度打ち直す方法です。ペナルティーとしてスコアに1打加算することで適用させます。
この時、ロストしたと思われる場所から1打罰追加してプレーを続行してしまうケースが多くありますが、正式には重大な違反となるので注意しましょう。
大会やコンペではなく、身内同士の遊びゴルフであればいいかもしれません
②ロストボールの対処法「前進2打罰」
「前進2打罰」とは、ロストボールもしくはOBの際に、「2打」のペナルティーを払うことで、特設ティーグラウンドまで前進し、打ち直しをするものです。
「前進2打罰」は、スロープレー防止の観点から、2019年に正式にローカルルールとして認められました。
初心者の方にとってはかなり縁のあるローカルルールになりますので、しっかりと覚えておきましょう。
ゴルフのローカルルールについては以下の記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
③ロストボールの対処法「暫定球(プロビジョナルボール)」
前述したように、OBや芝の深いラフにボールを打ち込んでしまった場合、3分以内にボールを見つけなければロストボールとなり、「ストロークディスタンス」もしくは「前進2打罰」を適用させなければなりません。
前進2打罰の場合は問題ありませんが、ストロークアンドディスタンスを適用する場合、そのボールを打った位置まで戻らなければなりません。
これでは大幅な時間ロスに繋がってしまいます。そこで、ロストボールになる可能性がある場合にはあらかじめ暫定球(プロビジョナルボール)を打っておくことが可能です。
ただし、暫定球を打つ場合は同行者に対して、「暫定球を打ちます」と宣言しなければいけません!
最初に打ったものがロストボールになっていなかった場合は、そのまま打ち続け、ロストボールとなっていた場合は、暫定球でプレーを続けます。
ロストボールがペナルティにならないケース
前章まででは、ロストボールの対処法と、ペナルティの計上方法について解説しました。
ですが実は、ロストボールになってしまったとしても、以下のケースの場合、罰として計上されないことがあります。
- 「異常な状態」と判断される場所にあること
- 第三者にボールが奪われた場合
「異常な状態」と判断される場所にあること
ロストボールがペナルティとならない1つ目のケースは、ボールが「異常な状態」と判断される場所にあることです。
打ったボールが人工の障害物の中、もしくは、コース内の「異常な状態」とみなされる箇所に入っているということが、ほぼ確実である場合、ペナルティーとして計上がされません。
「異常な状態」とは、見える位置にはあるが動かすことができない障害物や修理地、カジュアルウォーターが該当します。
第三者にボールが奪われた場合
ロストボールがペナルティとならないもう1つのケースは、第三者によって、ボールが持ち去られたり、紛失させられた場合です。
第三者とは具体的に、競技者以外の人間や、鹿やリスなどの小動物が該当します。
前者については、自分たちの前の組みのプレーヤーが、ロストボールだと勘違いして持ち去ってしまうケースが考えられます。また、後者についても、珍しいケースではありますが、事例としては存在します。
ちなみに「ロストボール」はゴルフ場の所有物としてみなされるので、ロストボールの持ち帰りは厳密には窃盗罪に当たるので注意が必要です。
上記のようなケースの場合、ボールが入ってしまった障害物をニアレスポイントとし、ペナルティを計上することなく、その場でフリードロップ、プレーの続行が可能です。
ゴルフのロストボールについて「まとめ」
以上、本記事ではゴルフのラウンド中に「ロストボール」してしまったケースの対処法について紹介させていただきました。
本記事で紹介させていただいたロストボール時の対処法について、以下にもう一度まとめさせていただきます。
- ストロークアンドディスタンス
- 前進2打罰
- 暫定球(プロビジョナルボール)
初心者のうちは特に、ロストボールを出すことも多いかと思います。ロストボールすること自体は悪いことではないので、その後の対処法をしっかりと頭に入れておくようにしましょう。
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