ゴルフの基礎知識

【ちゃんと把握してますか?】ゴルフクラブごとの飛距離目安について解説

ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアン、ウェッジ、パター、とゴルフクラブにはたくさんの種類がありますが、それぞれどのくらいの飛距離を出せるかご存知でしょうか?

「とにかく飛べばいい」と思っている方もいるかと思いますが、ただ飛ばせばいいというわけではないのがゴルフの難しいところなんですよね。

本記事では、ラウンドを回る際のクラブ選びについて、目安の飛距離を中心に解説していきます。

「今までクラブごとの飛距離を意識したことがなかった」「ラウンドのスコアが伸び悩んでいる」そんな方は特に、ぜひとも最後までご覧ください。

ゴルナレ編集部

ゴルフ初心者の方にわかりやすいよう、専門用語には解説をつけているので安心して読み進めてくださいね。

飛距離の把握がスコアアップにつながる

画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ゴルフ-ホール-ゴルフボール-3681016/#content

ゴルフの上達を目指す上で重要な要素となるのが、クラブごとの飛距離を正確に把握しておくことです。

なぜクラブごとの飛距離を正確に把握することがスコアアップにつながるのでしょうか?以下の例を見てみてください。

Aさんはひたすら飛ばすことを目標にしていた結果、ドライバーで250ヤード飛ばすことができるようになりました。ですが他のクラブの練習は疎かにしていたため、飛距離が安定しません。

対してBさんは、ドライバーでは200ヤードしか飛ばせませんが、ドライバー以外も練習していたので、5番アイアンでは160ヤード9番アイアンでは120ヤード飛ばせるとわかっています。

さて、この状態で、「490ヤード、パー4」のホールを回ったとします。AさんとBさんどちらが早くボールをカップインさせることができるでしょうか。

結論から申し上げると、Bさんです。もちろんその日の調子や運なども絡みますが、ドライバーの飛距離は出るものの、ドライバーしか安定していないAさんは、残りの240ヤードをどのように沈めていいかわかりません。

対してBさんは、クラブごとに自分がどの程度の飛距離を出せるのか把握しているため、「1打目はドライバー、2打目は5番アイアン、3打目は9番アイアン、残りの10ヤードはパターでパー4」という作戦を作ることができます。

ゴルフを始めたばかりの人は特に、「なるべく遠くに飛ばしたい」と考えるかと思います。ですがゴルフは決められたヤード数先にあるカップに、できるだけ少ない打数でボールを入れる競技です。

つまり、「自分がどのクラブでどの程度飛ばすことができるのか」を正確に把握することが、自然とスコアアップにつながるというわけです。

飛距離の目安にするのは9番アイアン

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「『飛距離の把握』といってもゴルフクラブの種類はたくさんあるから全部を正確に把握するのは難しい」と思う方もいるかと思います。

一つのクラブを安定させるだけでもかなり練習が必要になるので、クラブごとの安定した飛距離を把握するのは大変ですよね。

そんなときはまず、9番アイアンの飛距離を目安にしましょう。

ゴルナレ編集部

9番アイアンが一番簡単に練習でき、かつ使用頻度が高いという理由です。

飛距離を測るときは5球打って平均を出します。男性初心者ならば大体110〜120ヤードほどになるかと思われます。

その値を基準にして、クラブの番手が1つ小さくなるごとに大体10ヤードずつ飛距離が伸びていくと考えましょう。例えば、9番アイアンの平均飛距離が110ヤードだとしたら、8番は120ヤード、5番は150ヤード、といった具合です。

ゴルフクラブごとの飛距離目安

画像出典:https://unsplash.com/photos/kQ2dCWjSFd4

自分が打つ際の飛距離を正確に把握することが大切とはいえ、それぞれのクラブで出すことができる平均飛距離も気になりますよね。

そこで本章では、ウッド、ユーティリティー、アイアンの3つについて、おおよその目安飛距離を紹介していきたいと思います。

飛距離の目安「ウッドの場合」

「ウッド」と一口に言っても、その種類は6〜7つほど存在します。中でも、実際によく使われるのは、「1番ウッド(ドライバー)」「3番ウッド」「5番ウッド」「7番ウッド」です。

それぞれの平均的な飛距離は、男性・女性でそれぞれ以下の通りです。

ウッドの番手別飛距離目安

  • 1W→男性220ヤード、女性190ヤード
  • 3W→男性200ヤード、女性170ヤード
  • 5W→男性180ヤード、女性155ヤード
  • 7W→男性160ヤード、女性140ヤード

ただし、上記の値はあくまで平均値です。ヘッドスピードの速さによっては、前後が生じることも多々あります。

飛距離の目安「ユーティリティーの場合」

「ユーティリティー」とは、アイアンより楽に打てて、かつ、アイアンよりも飛距離が出しやすいという、まさに「Utility(役に立つ)」なクラブです。

ユーティリティーは、3番ユーティリティーから6番ユーティリティーまで存在しており、それぞれの平均飛距離は男性・女性で以下の通りです。

ユーティリティーの番手別飛距離目安

  • 3UT→男性210ヤード、女性180ヤード
  • 4UT→男性190ヤード、女性165ヤード
  • 5UT→男性170ヤード、女性150ヤード
  • 6UT→男性150ヤード、女性130ヤード

ユーティリティーの飛距離目安は、ドライバーよりもやや飛ばないくらい、定量的にいえば0.8~0.9倍くらいの飛距離だと覚えておいてください。

番手が上がるについて、さらに0.8~0.9倍になっていくというイメージを持っておきましょう。

飛距離の目安「アイアンの場合」

「アイアン」はラウンド中、最も使用頻度が高いクラブです。初心者の方は、ウッドやユーティリティーよりも、アイアンの飛距離を優先して把握するようにしましょう。

前述したように、アイアンは使用頻度が高いため、その種類も豊富です。ロングアイアンと呼ばれる3〜5番、ミドルアイアンと呼ばれる6・7番、ショートアイアンと呼ばれる8・9番の計7種類があります。

アイアン7種類のそれぞれの平均飛距離は男性・女性で以下の通りです。

アイアンの番手別飛距離目安

  • 3iron→男性180ヤード、女性125ヤード
  • 4iron→男性170ヤード、女性120ヤード
  • 5iron→男性160ヤード、女性110ヤード
  • 6iron→男性150ヤード、女性100ヤード
  • 7iron→男性140ヤード、女性90ヤード
  • 8iron→男性130ヤード、女性80ヤード
  • 9iron→男性120ヤード、女性70ヤード

ウッドと同様、上記の値はあくまで平均値です。ヘッドスピードの速さによっては、前後が生じることも多々あります。

ラウンドで持っておきたいゴルフクラブ

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最後に、飛距離目安を鑑みて、ラウンドで持っておきたいクラブについて解説していきます。

実際にラウンドで持って回れるクラブは全部で14本と規定されていますが、実際に使うのは初心者であれば7〜8本ほどです。

前章で紹介したゴルフクラブごとの目安の飛距離から、初心者の方にオススメのセットは以下の通りです。

初心者が持っておきたい7本

  • ドライバー(1番ウッド)
  • 7番アイアン
  • 8番アイアン
  • 9番アイアン
  • ピッチングウェッジ(PW)
  • サンドウェッジ(SW)
  • パター

ピッチングウェッジ(PW)とは・・・9番アイアンよりも飛距離が抑えられるクラブ。目安の飛距離は100ヤードほど。

サンドウェッジ(SW)とは・・・バンカーにボールが入ってしまったときに使用する短距離用のクラブ。目安の飛距離は80ヤードほど。

ゴルフクラブの飛距離目安について「まとめ」

以上、本記事ではゴルフクラブの飛距離目安と、持っておきたいゴルフクラブについて解説させていただきました。

最後に、本記事で紹介したクラブごとの飛距離目安と、持っておきたいクラブを再度まとめておきます。

本記事のまとめ

初心者が持っておきたい7本とその目安飛距離

  • ドライバー(1番ウッド)→240ヤード
  • 7番アイアン→140ヤード
  • 8番アイアン→130ヤード
  • 9番アイアン→120ヤード
  • ピッチングウェッジ→110ヤード
  • サンドウェッジ→80ヤード
  • パター→グリーン用

冒頭でも述べましたが、クラブごとの飛距離を正確に把握すればするほど、ラウンド中の戦略に幅がでます。

「今までクラブごとの飛距離を意識したことがなかった」「ラウンドのスコアが伸び悩んでいる」そんな方はぜひ、一度基本に立ち返って、自分のクラブごとの飛距離を測ってみてくださいね。

初心者が持っておきたいゴルフクラブについては以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

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