ラウンドを回ったことがあるゴルファーならば目にしたことがある青色のティーマーク。これはバックティーを表すマーカーです。
多くのゴルファーの共通認識として、「バックティーからティーショットを打つ=ゴルフ上級者」のイメージが強いのではないでしょうか?
ですが実は、クラブで規定されている場合を除いて、バックティーの使用に関して明確な制限はないんです。
本記事では、バックティーの使用について、いつ頃から打つのがベストなのか、そしてバックティーでプレーする際の注意点について解説しています。
ゴルフ初心者の方でもわかりやすいよう解説していますので、安心して読み進めてくださいね
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ティーイングエリアの5つのマーク
バックティーについて解説していく前に、まずはティーイングエリアの5つのマーカーについて説明していきます。
ティーグラウンドには一般的に、「赤・金・白・青・黒」の5つのティーマークが存在します。
赤はレディースティー、金はシニアティー、白はフロントティー、青はバックティー、黒はチャンピオンティーをそれぞれ表しています。
ティーショット(第1打)は、同じ色のマーカー同士を結んだ直線より後ろの区域(大体クラブ2本分以内)にボールをセットして打ちます。
5つのティーイングマーク「レディースティー」
ティーイングエリアの中で、グリーンに最も近く設定されているのが「レディースティー」です。基本的には、初中級レベルの女性がプレーしやすいように設けられているものです。
ゴルフ場によっては、レギュラーティーとほとんど変わらない位置にセッティングされていることもあります。
5つのティーイングマーク「シニアティー」
フロントティーよりも少し前、レディースティーよりも少し後ろにセッティングされているのが「シニアティー」です。
ドライバーでの飛距離は、年々低下していってしまいます。そんなシニアの方でも、若いころと同じように回れるように配慮されたのがシニアティーです。
シニアティーと言われつつも、明確な年齢制限はありません。そのため、ドライバーショットに自信のない男性が使ったり、ある程度飛距離を出すことができる女性の方が利用したりもします。
5つのティーイングマーク「フロントティー」
ラウンドを回る上でほとんどの方に使用されるのが「フロントティー」です。そのため、レギュラーティーと呼ばれたりもします。
初心者や中級者の男性、もしくは上級レベルの女性が使用します。
5つのティーイングマーク「バックティー」
「バックティー」は、いわゆる「トップアマ(アマチュアのトップ)」の男性が使用するもので、フロントティーよりも後方からティーショットを打ちます。
一般的なゴルフ場はこの「バックティー」を基準としてコースを設計しているため、戦略やプレー中の景観など、コースの設計意図により近いラウンド体験ができます。
後述しますが、ゴルフ場によってはスロープレー防止の観点から、ビジターの方は使用できない場合があります。
5つのティーイングマーク「チャンピオンティー」
「チャンピオンティー」とは、その名の通り、プロツアーや競技ゴルフの際に使用されるティーです。
バックティーよりもさらに後方に設置されており、一般のゴルファーは基本的に使用しません。
「バックティー」はいつから打つの?
では、「バックティー」はいつから使うのが適当なのでしょうか。本章ではバックティーを使用するキャリアの目安について解説していきます。
前述しましたが、バックティーとは、「トップアマ」レベルのゴルファーが使用するもので、クラブ内コンペやプロの試合などで使われることもあります。
そんなバックティーですが、一般的なクラブではハンディキャップ14以下のゴルファーがバックティーから打つことが多いです。
つまりスコアで言うと90を切るくらいからバックティーの使用を視野に入れ、80台前半で安定して回れるようになったらバックティーを使い始める、と言ったところでしょうか。
- スコア80台前半(ハンディキャップ14以下)で安定して回れるようになったら。
また、個人だけでなく、同伴者全員のスコアも考慮する必要があります。
コースによりますが、4人全員のハンデ合計が45以下のところや、全員がシングル(平均81以下で回る人)であることが条件とされていることが多いです。
先述しましたが、ゴルフコースの景観や、ラウンドを回る際の戦略などは、バックティーを基準に作られているケースがほとんどです。
「100切り」が脱初心者の目安として設定されているのと同様に、中上級レベルのゴルファーにとってバックティーで回ることは、ゴルファーとしてワンランク上のステージに進む目安でもあるのです。
バックティーを選ぶ際の注意点
前述した通り、特に規定のないゴルフ場においては、バックティーを利用するか否かはプレーヤーに委ねられます。ですがここで気をつけなければならないのは、バックティーの使用によるスロープレイです。
運動神経がよかったり、体型が筋肉質な男性だと、初心者の段階でもドライバーで260〜270ヤード近く飛ぶ場合があります。
そうした人たちがレギュラーティーから打つと、2打目の距離が短くなってしまい、カップまでの距離感を測るのが難しいため、バックティーからスタートしてしまうケースがあります。
ですが、ドライバーで飛距離が出せるのはいいものの、カップインまでの打数が多くなってしまうとスロープレーに繋がります。
ラウンド中は自分たちだけでなく後続の組もいるので、スロープレーをしてしまうと迷惑がかかります。前述した通り、スコア80台前半の実力がない場合はバックティーの使用を控えましょう。
バックティー使用の目安について「まとめ」
以上、本記事ではバックティーを使用するキャリア目安と、バックティーで回る際の注意点について解説させていただきました。
以下に要点をまとめたので、ぜひ内容を再確認してみてください。
- バックティー使用の目安は、スコア80台前半になってから。
- バックティー使用の際はスロープレーにならないよう注意をする。
冒頭でも述べましたが、バックティーの使用は、言ってしまえば100切りを達成した人たちの次の目標です。
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