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【2023年度最新版】ZOZOチャンピオンシップとは?歴代の情報から開催会場の特徴までを徹底解説!

国内ではさまざまなツアーが毎年開催され、プロゴルファーのゴルフを身近に体感できる環境が用意されています。

なかでも、ZOZOチャンピオンシップは各年を代表する世界のプロゴルファーが集結するトーナメントとして人気があります。国内のツアーを見ても、ZOZOチャンピオンシップほど世界のトップスターが集まるトーナメントはほかにありません。

この記事では、ZOZOチャンピオンシップの概要・歴代の情報・メイン会場であるACD習志野の特徴を紹介します。

(トップ画像引用:https://zozochampionship.com/

ZOZOチャンピオンシップとは?

(引用:ZOZOチャンピオンシップ

ZOZOチャンピオンシップとは、株式会社ZOZO・PGA TOUR・日本ゴルフツアー機構が中心となって主催している世界最高峰のゴルフトーナメントです。国内唯一のPGA TOURとして人気です。

PGAとは

Professional Golf Associateionの略で、米国のプロゴルフ協会のこと。ゴルフ4大大会のマスターズや全米オープンもPGAツアー(PGA TOUR)の大会の一つ。世界各国からトップ選手が集う、世界最高峰のツアー。

2019年から始まったZOZOチャンピオンシップは、2023年11月までに5回開催されています。
国内唯一のPGA TOURということもあり、毎年テレビ放送され、国内のゴルファーが注目している大きな大会です。

また、出場資格が明確に設けられており、世界トップレベルの選手が一同に集うため、毎年目の離せない熱戦が繰り広げられています。

ZOZOチャンピオンシップの概要をまとめた表は、次のとおりです。

トーナメント名ZOZOチャンピオンシップ(ZOZO CHAMPIONSHIP)
競技方法72ホール・ストロークプレー、予選カットなし
賞金総額800万〜1,100万ドル(約10.2億〜約14億円)
※1ドル=128円
フェデックスカップポイント(優勝者)500ポイント
主催株式会社ZOZO・PGA TOUR
共催日本ゴルフツアー機構(JGTO)
主管PGA TOUR

国内をメインに開催するトーナメントのなかで、ZOZOチャンピオンシップは最大級を誇ります。賞金総額が高いことでも有名です。

ゴルナレ編集部

なお、フェデックスカップポイントとは、PGA TOURを主戦場とするプロゴルファーが年間のゴルフ成績を競うために用意されたポイントのことを指します。

ZOZOチャンピオンシップの出場資格

(引用:ZOZOチャンピオンシップ

ZOZOチャンピオンシップは、プロ資格のあるすべてのゴルファーが出場できるトーナメントではありません。

次のような出場資格が設けられており、各枠にはそれぞれ出場人数が決められています。なお、下記の出場資格は2023年10月に開催されたときの情報です。

  • PGA TOUR選手:60名(フェデックスカップポイントより選出)
  • 日本ゴルフツアー機構選手:8名
  • BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ:1名(優勝者)
  • ZOZO株式会社スポンサー推薦:9名

2023年10月のトーナメントにおける、ZOZOチャンピオンシップの出場者は78名です。そのうち、PGA TOUR選手が全体の70%以上を占めます。

ゴルナレ編集部

海外選手を挙げるとPGAツアー5勝のリッキー・ファウラー選手、東京五輪オリンピックで金メダルを獲得したザンダー・シャウフェレが出場します。

ここからは、2023年のZOZOチャンピオンシップに出場した日本人プロゴルファーを紹介します。

代表的な日本人出場者

2023年に開催されたZOZOチャンピオンシップには、14名の日本人プロゴルファーが参戦しています。

  • 松山英樹選手
  • 小平智選手
  • 金谷拓実選手
  • 中島啓太選手
  • 蟬川泰果選手
  • 永野竜太郎選手
  • 平田憲聖選手
  • 石川遼選手
  • 稲森佑貴選手
  • 今平周吾選手
  • 岩崎亜久竜選手
  • 堀川未来夢選手
  • 久常涼選手
  • 大西魁斗選手

選手の特徴を数名ピックアップすると、松山英樹選手は2021年のZOZOチャンピオンシップで優勝、世界ランクトップ10入りなどを果たした選手です。また2021年、4大大会の1つ「マスターズ」を優勝し、東京オリンピック2020においても3位タイという成績を残しています。国内プロゴルファーのなかでも、最も注目されている選手として知られています。

小平智選手は、2018年に日本人プロゴルファー5人目となる全米ツアー制覇を成し遂げた選手です。実力の高さに定評があり、2022年の国内トーナメントでは7試合でシード圏内に入っています。

中島啓太選手は、2022年にはアマ世界ランク1位に授与されるマコーマックメダルを史上初2年連続で獲得した選手です。持前の飛距離と安定感で2023年の国内獲得賞金ランキングは1位になりました。

ゴルナレ編集部

近年の成績が優秀な選手ばかりチェックできる点は、ZOZOチャンピオンシップならではの魅力です。

ZOZOチャンピオンシップのポイント

(出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%86%e3%83%ac%e3%83%93-%e7%94%bb%e9%9d%a2-%e3%82%b7%e3%83%8d%e3%83%9e-%e3%83%aa%e3%83%a2%e3%83%bc%e3%83%88-4308537/

ZOZOチャンピオンシップのポイントは、今話題の世界トップレベルのゴルファーの熱戦を連日チェックできることです。また、その大会が日本で行われているということです。

ZOZOチャンピオンシップの出場者は、PGA TOUR選手が大半を占めており、そのなかでもフェデックスカップポイントの高いゴルファーから選出されます。
つまり、ZOZOチャンピオンシップを見れば、各年で旬な選手を一挙に確認することが可能です。

世界で活躍するゴルファーのプレーでは、スーパーショットが出ることも多くあります。国内のトーナメントで、ZOZOチャンピオンシップほど最高のゴルファーが揃うものは、ほかにありません。

【2023年最新情報】ZOZOチャンピオンシップにおける歴代の情報

(引用:ZOZOチャンピオンシップ「ヒストリー」

ZOZOチャンピオンシップは、歴史の浅いトーナメントではあるものの、さまざまなドラマが各トーナメントで生まれています。

ここでは、ZOZOチャンピオンシップの歴代の情報を「開催会場」「見どころ」「優勝者」「賞金総額」の項目に分けて紹介します。

開催会場

各年におけるZOZOチャンピオンシップの開催会場は、次のとおりです。

開催年開催会場
2023年ACD習志野
2022年ACD習志野
2021年ACD習志野
2020年シャーウッドカントリークラブ
2019年ACD習志野

ZOZOチャンピオンシップは、株式会社ZOZO・PGA TOUR・日本ゴルフツアー機構が連携して開催するトーナメントであり、ACD習志野(アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ)で行われることが基本です。

2020年のみアメリカのカリフォルニア州にある、シャーウッドカントリークラブでZOZOチャンピオンシップが開催された理由は、新型コロナウイルスによる渡航制限があったためです。
2020年はさまざまなトーナメントが中止となる1年でしたが、ZOZOチャンピオンシップは開催会場を変更することで無事行われました。

ゴルナレ編集部

2020年のZOZOチャンピオンシップは、「ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド」とも呼ばれています。

見どころ

ZOZOチャンピオンシップは、世界トップレベルのゴルファーが集まるトーナメントであるため、さまざまな見どころがありました。

ここからは、各年の見どころを当メディアの独断で紹介します。

2019年

2019年はZOZOチャンピオンシップの初開催となる年でした。初開催ということもあり豪華な選手が集うトーナメントして注目された大会です。

有名どころの選手を挙げると、2019年の全英オープンを制覇したシェーン・ローリー選手をはじめ、メジャー3勝を挙げていたジョーダン・スピース選手、マスターズ2勝のバッバ・ワトソンなどが2019年のZOZOチャンピオンシップに出場しています。

ゴルナレ編集部

ほかにも、石川遼選手、メジャー通算81勝を挙げているタイガー・ウッズ選手など、豪華な選手が集まりました。

2020年

2020年のZOZOチャンピオンシップは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、アメリカでの開催となりました。

今トーナメントでは、ジャスティン・トーマスとジョン・ラームの一騎討ちが予想されたものの、パトリック・キャントレーが逆転優勝する形で幕を下ろしました。

ゴルナレ編集部

最終日まで目の離せない展開だった点は、2020年のZOZOチャンピオンシップの見どころだったと言えます。

2021年

2021年のZOZOチャンピオンシップは、2年ぶりの国内開催となった大会です。

ZOZOチャンピオンシップの開催初年度から出場している、松山英樹選手が優勝した大会であることから、国内でも大々的に報道されました。

ゴルナレ編集部

なかでも、1日目の9番ホールのバンカーからカップ近くまで寄せたショット、4日目の18番ホールをバーディーで締めるなど、スーパープレーとして注目を集めました。

2022年

2022年のZOZOチャンピオンシップは、日本人プロゴルファーが16名も出場した大会です。

前年優勝者の松山英樹選手や小平智選手・星野陸也選手などの連続出場している選手から、大西魁斗選手・岩﨑亜久竜選手・河本力選手のように初出場となる選手まで、さまざまなキャリアを持つゴルファーが出場しました。

ゴルナレ編集部

中島啓太選手と久常涼選手が同率で12位となり、若手選手が健闘した大会でさまざまな見どころがありました。

2023年

2023年のZOZOチャンピオンシップは、日系4世のコリン・モリカワ選手が2位と6打差をつけて優勝しました。4位に石川遼選手、6位に久常涼選手が入り、日本人2名がトップ10入りを果たしました。

ゴルナレ編集部

1日目には堀川未来夢選手とコリン・モリカワ選手が同率1位となり、名前が似ていると本人、海外メディアから笑顔がこぼれるシーンもありました。

優勝者

ZOZOチャンピオンシップにおける歴代の優勝者は次のとおりです。

開催年優勝者
2023年コリン・モリカワ選手
2022年キーガン・ブラッドリー選手
2021年松山英樹選手
2020年パトリック・カントレー選手
2019年タイガー・ウッズ選手
(引用:ZOZOチャンピオンシップ

2023年優勝者であるコリン・モリカワ選手は、学生時代には世界アマチュアラインキング1位になった経歴を持つ選手です。プロ転向後には22試合連続予選通過をし、過去30年ではタイガー・ウッズに次ぐ2番目の記録を残しています。全米プロ選手権、全英オープンなどで優勝した実績を持っています。

(引用:ZOZOチャンピオンシップ

2022年優勝者であるキーガン・ブラッドリー選手は、大学時代に9つのタイトルを獲得するなどした選手です。2008年にプロ転向し、2011年にPGAツアー初勝利を手にした実績があります。

(引用:ZOZOチャンピオンシップ「ヒストリー」

2021年優勝者の松山英樹選手は、ドライバーの平均飛距離が303ヤードもある世界トップクラスのゴルファーです。ただ遠くに飛ばすだけでなく、正確性も持ち合わせていることから、安定した成績を築いています。

(引用:ZOZOチャンピオンシップ「ヒストリー」

2020年優勝者のパトリック・カントレー選手は、フェアウェイキープ率が高い安定感のある選手です。アマチュア時代には、55週に渡ってアマチュアランキング1位に君臨し続けた実績を持っています。

(引用:ZOZOチャンピオンシップ「ヒストリー」

2019年優勝者であるタイガー・ウッズは、1997年に21歳という若さでアメリカツアーで賞金王に輝いた実績のあるゴルファーです。豪快なドライバーに注目されていますが、繊細なリカバリーショットも得意としており、世界各国の大会で勝利しています。

ゴルナレ編集部

さまざまな特徴・実績のある選手が集うトーナメントだからこそ、ZOZOチャンピオンシップは見応えがあるよ!

賞金総額

下記は、ZOZOチャンピオンシップの賞金総額をまとめた表です。

開催年賞金総額(1ドル=128円想定)
2023年850ドル(約11億円)
2022年1,100万ドル(約14億円)
2021年995万ドル(約12.7億円)
2020年800万ドル(約10.2億円)
2019年975万ドル(約12.4億円)

ZOZOチャンピオンシップは、国内で開催されるトーナメントのなかでも賞金総額が高いトーナメントとして知られています。

日本人選手がZOZOチャンピオンシップで優勝した場合、ほかの国内トーナメントに出場しなくても賞金王が狙えるほどです。
そのため、トーナメント開催当初はZOZOチャンピオンシップで獲得した賞金の50%しか、日本ツアーの賞金ランキング加算額として認められませんでした。

しかし、得られる賞金額があまりにも大きいため、2019年12月24日に日本ゴルフツアー機構の賞金ランキングに加算する対象競技から外されることになりました。

ゴルナレ編集部

日本ツアーの賞金ランキング加算競技からは外されたものの、PGA TOURとの共催は続いています。

お祭り会場に!?2022年のZOZOチャンピオンシップの会場内企画

(引用:株式会社ZOZO「大会初、ゴルフ場がお祭り会場に!今年のZOZO CHAMPIONSHIPには、神社や縁日コーナーが登場!」

2022年に開催されたZOZOチャンピオンシップでは、会場内企画として「祭りゾーン」が併設されました。

祭りゾーンが併設されたのは、「日本をコンセプト」とした大会運営を目指したことがきっかけです。

会場内には、「像造球飛神社(ZOZOたまとび神社)」と命名された神社が建てられただけでなく、射的や輪投げ、ボール救などの屋台も用意されました。

ほかにも、おみくじや絵馬といった神社で馴染みのあるものや、ベビーカステラやわたあめなどの食べ物などの販売もされたとのことです。

ゴルナレ編集部

祭りゾーンで得た売上の一部は、チャリティへ寄付されました。

ZOZOチャンピオンシップの開催会場「ACD習志野」の特徴

(引用:アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ

ZOZOチャンピオンシップの開催会場である、ACD習志野(アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ)は、アコーディア・ゴルフが運営するコースの一つです。

千葉県印西市に位置し、千葉県内だけでなく都内からもアクセスしやすいことから、関東を中心としたゴルファーから支持されています。

下表は、ACD習志野の基本情報をまとめたものです。

名称ACD習志野(アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ)
公式HPACD習志野
所在地〒270-1327
千葉県印西市大森7
TEL0476-46-3111
開場日1965年11月03日
ホール数36ホール
プレー料金6,600〜30,980円
※時期・コースによって変動あり
会員権【正会員】
・購入相場:8万円
・売却相場:相談
・名変料/年会費:220万円/8.8万円

【週日会員】
・購入相場:18万円
・売却相場:相談
・名変料/年会費:165万円/4.4万円

※2024年1月時点「日本ゴルフ同友会」より

ACD習志野を設計したのは、井上誠一氏の師匠にあたると言われている藤田欽哉氏です。

各コースは地形が活かされており、起伏のあるコース・広大なロングホールなど、戦略性が試されるコースばかりです。
PGA TOURでも世界を代表するプロゴルファーが苦戦するシーンがある、戦略性が求められる難易度の高いコースです

PGA TOURだけでなく、さまざまな国内ツアーの開催舞台ともなっています。ACD習志野は、国内を代表する世界最高峰のコースだと言っても過言ではありません。

ACD習志野でプレーしたい方はゴルフ会員権の取得がおすすめ!

ACD習志野でプレーを存分に楽しみたい方は、ゴルフ会員権の取得がおすすめです。ゴルフ会員権を取得すると、該当するゴルフ場の利用権を得られます。

そのため、ビジターでは申し込めない時期から先行して予約できたり、会員限定の曜日・時間帯でプレーを楽しんだりすることができます。また、会員を対象とした月例杯・イベントなどに参加することも可能です。

さらに、ビジターよりもお得な料金でプレーできるというメリットも存在します。特定のコースへ定期的に通う場合は、ゴルフ会員権を取得したほうがトータルのプレー料金を抑えられるかもしれません。

「ACD習志野のゴルフ会員権を取得したい」と考える場合は、「日本ゴルフ同友会」へぜひお問合せください。

日本ゴルフ同友会は、ゴルフ会員権の売買において、60年以上の長い歴史を持っており、多くのお客様の会員権の取引をサポートさせていただいております。

ゴルフ会員権の売買を検討している方は、ぜひ日本ゴルフ同友会にお問い合わせください。

まとめ

ZOZOチャンピオンシップは、国内唯一のPGA TOURです。各年で注目を集めている選手が一同に会するため、世界最高峰のトーナメントとして知られています。

ZOZOチャンピオンシップでは、毎年さまざまな見どころがあります。特に、2021年は松山英樹選手が優勝したことで、ゴルファー以外にもZOZOチャンピオンシップを知ってもらうきっかけとなりました。

ZOZOチャンピオンシップが開催されるACD習志野は会員制のゴルフ場です。プレーを存分に楽しむためには、ゴルフ会員権を取得するのがおすすめです。

ゴルフ会員権を購入したい方は、ぜひ日本ゴルフ同友会へご相談ください。徹底した情報管理のもと、最適な価格でゴルフ会員権の購入を支援いたします。

日本ゴルフ同友会

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昭和36年(1961年)創業し、ゴルフ会員権業者の中では最も歴史があります。そのため、ゴルフ場のデータも豊富で、適正な売買価格の選定が可能です。全国のゴルフ場を取り扱っており、その取引実績は業界トップクラスです。売買のみならず、相続や名義変更も承っております。法人・個人問わず、お気軽にお問い合わせください。

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