「初心者だけど上手と思われるために、基本的なゴルフグリップの種類を知っておきたい」と感じませんか。
この記事では、基本的なゴルフグリップの握り方や種類、活用すべき理由について紹介しています。読了後には、自分に合うゴルフグリップの見つけ方や重要性を理解できますよ。
また、今回紹介する握り方は、筆者が実際に試したことがあるものです。そのため、各握り方の良い点や悪い点の理由に信憑性があるかと思います。
ぜひ、最後まで読み進めて、ゴルフグリップの握り方や種類を理解しましょう。
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【握り方の種類を知る前に】ゴルフグリップの目印について
ゴルフクラブのグリップには、正しく握るための目印があることを知っていましたか。グリップの目印については、握り方を紹介する前に知っておいて欲しいことです。なので、最初に正しく握るための目印を紹介しておきますね。
- ロゴマーク
- バックライン
具体的に説明するなら、ロゴマークを自分の正面へバックラインを反対面へ持っていくことによって、グリップを正しく握れます。さらに目印を活用すると、スイングごとにフェイスがブレにくくなりますよ。
特に初心者のうちは2つの目印を意識し、同じポジションで握る感覚を早く身に付けることが大切です。
バックラインは、ゴルフクラブの型によってデザインされてない可能性があるので注意しましょう。
ここからは、実際にゴルフグリップの握り方の種類を左手・右手に分けて紹介していきます。(右打ちを想定しているので、左打ちの人は逆になります)
ゴルフグリップの握り方の種類【左手側】
まず、左手側の握り方について紹介していきます。以下の3種類が基本的な握り方です。
- パーム(黄色い線)
- セミフィンガー(青色の線)
- フィンガー(赤色の線)
パーム
パームとは、手のひらでしっかりとゴルフグリップを握る方法で、スイングに安定感を求める人におすすめです。
しっかりと握れるため、ゴルフクラブをコントロールしやすくなります。なので、スイング軌道のブレが減り、狙ったところへボールを運びやすくなります。
しかし、手首が固定されるためヘッドスピードが出ません。そのため、飛距離が出にくくなるデメリットがあることも知っておきましょう。
- コントロールしやすく、狙ったところへボールを運びやすい
- ヘッドスピードが出ないので、飛距離が伸びない
フィンガー
フィンガーとは、指全体でゴルフグリップを握る方法で、力強いスイングを求めている人におすすめです。
フィンガーはパームに比べ、手首が固定されない握り方なのでスイング軌道が大きく描けます。そのため、ヘッドスピードが上がり飛距離が伸びやすくなりますよ。
ですが、指先で握るので慣れるまでは難しいですし、握力が弱いと小指から力が逃げスイング軌道が不安定になります。
- ヘッドスピードが上がり、飛距離が伸びやすい
- 握り方に慣れるまで時間が掛かる
- 握力が弱いとスイング軌道が不安定になる
セミフィンガー
セミフィンガーとは、指の付け根付近でゴルフクラブを握る方法で、パーム・フィンガーどちらが合うか分からない人におすすめです。
セミフィンガーは、上の2つと比べ特に癖が無い握り方なので、まず最初に活用してみると良いでしょう。徐々に自分の握りやすい方(パーム・フィンガー)に寄せていくとしっくりくる場所を見つけられますよ。
- 目立つ、メリットやデメリットは無い
- 自分に合う握りを探している人におすすめ
ゴルフグリップの握り方の種類【右手側】
次に、右手側の握り方について紹介していきます。左手側と同じように、右手側も3種類の基本的な握り方があります。
- オーバーラッピング
- インターロッキング
- テンフィンガー
写真の赤丸で囲っている部分を見ることで、各握りの違いが分かりますよ。
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、右手小指を左手人差し指と中指の間にフィットさせ握る方法で、多くのゴルファーが取り入れています。手が重なることで、両手に一体感が生まれ、クラブを振りぬきやすくなるのです。
また、左手は5本の指でしっかりと握れますが、右手は小指が浮いているので4本の指で握ることになります。よって、左手主導なスイングが行いやすくなります。それに加え、必要以上の力が右手に入らず、スライスしにくくなりますよ。
しかし、右手主導で打ちたい人や手の小さい人にとっては、難しく感じる握り方になるので知っておきましょう。
- 左右の手に一体感が生まれ、振り抜きやすい
- 必要以上の力が右手に入らないのでスライス防止につながる
- 右手主導で打ちたい人や、手の小さい人には難しい
インターロッキング
インターロッキングは、左手人差し指と右手小指を絡める握り方です。
左手人差し指と右手小指を絡めた握り方なので、オーバーラッピングと同じく両手の一体感を感じられ、振り抜きやすいです。良い点を聞くとオーバーラッピングと変わりませんが違いもあります。
- 右手主導なスイングになる
- 手が小さい人でも握りやすい
指を絡めて握るため、オーバーラッピングに比べ右手に力が入るので、右手主導なスイングができます。手が小さい人でも握りやすいのは、小指を浮かせてグリップを握らないからです。
「オーバーラッピングが合わない」そんな人は、インターロッキングを試してみると、握りやすいかもしれません。
ですが、人差し指と小指を絡めて握る方法なため、打つ回数が多くなると関節が痛くなる可能性があるので、無理をしないようにしましょう。
- オーバーラッピングと同様に、両手に一体感が生まれ振り抜きやすい
- 右手主導な人におすすめ
- 手が小さい人でも握りやすい
- 打数が多くなると関節が痛くなる可能性がある
テンフィンガー
テンフィンガーは、オーバーラッピング・インターロッキングと異なり、右手小指をフィットさせたり絡めたりせず握る方法です。そのため、上記で紹介した握り方に比べ、違和感を感じずグリップを握れます。
テンフィンガーは、両手で力強く握れる方法なので飛距離も伸びやすいです。また、力の弱い人(子供・女性・シニア)にもおすすめですよ。さらに、左手主導・右手主導どちらでも振りやすいです。
テンフィンガーは他の握り方に比べ良い点が多いですが、同じくらい悪い点もあるので紹介しておきます。
- 慣れるまでは、一体感を持ちづらい
- ショットにムラが出やすい
どんな人でも握りやすく良い点が多いのですが、両手をフィットさせたり絡めたりしないため、スイングにばらつきが出やすくなります。その結果、ショットにムラが出るのです。
どの握りも試したことがある筆者だから言えることは、テンフィンガーはあまり初心者にはおすすめできません。
なぜなら、初心者はスイングがブレやすく安定しないからです。テンフィンガーの握りを行うことで、スイングが安定しづらくなります。その結果、成長スピードが遅くなる可能性があるのです。
なので初心者は、オーバーラッピングかインターロッキングどちらか2つで始めることをおすすめします。
- 飛距離が伸びやすい
- 両手で力強く握れるため、子供~シニアまで幅広く使える
- 両手に一体感が持ちづらい
- スイングにムラが出やすくなる
正しいゴルフグリップの握り方を活用すべき理由
ここまで読み進めた人は、ゴルフグリップの握り方を理解できたと思います。しかし「正しい握りじゃなくても、我流でいいのでは」と感じる人もいるでしょう。ですが、必ず正しいゴルフグリップの握り方を活用しましょう。
なぜなら、正しい握り方をせず我流で行っていると、ゴルフの技術が成長しないからです。
この記事で紹介したゴルフグリップの握り方は、基本中の基本です。どんなスポーツであれ、基本を忠実にできない人は成長できません。それは、ゴルフも同じことなのです。
せっかくゴルフを始めるのであれば、周りの人よりうまくなりたいですよね。慣れるまでは難しいですが、正しいゴルフグリップの握り方を活用し上達できるようにがんばりましょう。
自分に合うゴルフグリップの握り方を知る方法
ゴルフには、様々な握り方があるので「自分に合うのはどの握り方なの」と感じますよね。ここでは、自分に合うゴルフグリップの握り方を知る方法を紹介していきます。
自分に合うゴルフグリップの握り方を手っ取り早く知るためには『打ちっぱなし』へ行くことがおすすめ。理由は、実際にスイングと打球を確認することで、自分に合う握りができているのかを確認できるからです。
「握りを早く知るためなら、素振りだけでも良いのでは」と感じる人がいるかもしれません。しかし素振りでは、どの握りで振っても簡単に感じてしまうものです。
そのため、実際にボールを打ちスイングや打球を確認することが大切なのです。早くゴルフグリップの握りを会得したいのであれば、打ちっぱなしを活用しましょう。
まとめ【ゴルフグリップの握り方を理解し楽しいプレーを】
今回は、ゴルフグリップの握り方の種類について紹介してきました。最後に改めて、握り方の種類を確認しておきましょう。
【左手側の握り方】
- パーム
- フィンガー
- セミフィンガー
【右手側の握り方】
- オーバーラッピング
- インターロッキング
- テンフィンガー
両手3種類ずつの握り方を組み合わせることで、あなたに合うピッタリの握り方を見つけることができますよ。
しかし、テンフィンガーはスイングがぶれやすくなるので、初心者には難しいことを覚えておいてください。
自分に合うゴルフグリップの握り方を身に付けると、上達も早くなるので今まで以上にゴルフが楽しくなります。ぜひ、この記事で紹介したゴルフグリップの握り方を参考にしてみてください。
また、初心者である場合、ゴルフのマナーも理解しておく必要があります。下記の記事も合わせて読んでみてくださいね。
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