ゴルフのマスターズトーナメントについて、聞いたことがある人は多いでしょう。しかし「名前は聞いたことあるけれど情報を知らない」そんな人も多いですよね。
2021年のマスターズトーナメントでは松山英樹選手が日本人として初めて優勝したことも話題になりました。
この記事では、マスターズトーナメントについて最低限知っておくと良い情報、見どころなどについて紹介しています。なので、記事を読み終わる頃には、マスターズトーナメントについて詳しくなっていますよ。
ぜひ、最後まで読み進めて、マスターズトーナメントについて理解していきましょう。
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【ゴルフ】マスターズトーナメントについて
マスターズトーナメントは、1934年にボビー・ジョーンズと友人で実業家のクリフォート・ロバーツによって企画された『Augusuta National Invitation Tournament』というゴルフの大会が起源です。
マスターズトーナメントは、全米オープンや全英オープン、全米プロゴルフ選手権と並び『4大メジャー選手権』の1つとして知られています。そのため、世界各国のゴルファーから敬愛されている大会の1つです。
出場できる選手は、各国の賞金ランキング上位者やメジャー優勝者、その他招待資格を満たす者だけです。そのため「マスターズを制するものは、世界を制す」とも言われています。
【ゴルフ】マスターズトーナメントの開催場所・日時
マスターズトーナメントは、毎年決まった開催場所・日時で行われています。開催場所や日時は、以下の通りです。
- 開催場所:オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ
- 日時:毎年4月2週目の日曜日が最終日になるように開催
マスターズトーナメントは他の4大メジャー選手権と異なり、開催当初から会場場所が1度も変ったことが無いことも特徴の1つです。そのため、ゴルファーの聖地としても知られていますよ。
【ゴルフ】マスターズトーナメントの歴代優勝者・活躍した日本人
この章では、マスターズトーナメントの歴代優勝者・日本人で活躍した選手について紹介していきます。
マスターズトーナメントの歴代優勝者
マスターズトーナメントの歴代優勝者は以下の通りです。歴史が長いので全員を紹介することはできませんが、開催3年間の優勝者・直近5年間の優勝者について紹介します。
それに加え、最多優勝者・最年少優勝者・最年長優勝者も紹介しておきますね。
年 | 出身国 | 優勝者 | 合計スコア | 合計パー |
1934年 | アメリカ | ホートン・スミス選手 | 284 | −4 |
1935年 | アメリカ | ジーン・サラゼン選手 | 282 | −6 |
1936年 | アメリカ | ホートン・スミス選手 | 285 | −3 |
~ | ||||
2017年 | スペイン | セルヒオ・ガルシア選手 | 279 | −9 |
2018年 | アメリカ | パトリック・リード選手 | 273 | −15 |
2019年 | アメリカ | タイガー・ウッズ選手 | 275 | −13 |
2020年 | アメリカ | ダスティン・ジョンソン選手 | 268 | −20 |
2021年 | 日本 | 松山英樹選手 | 278 | -10 |
- 最多優勝者:ジャック・ニクラス選手(優勝回数6回)
- 最年少優勝者:タイガー・ウッズ選手(21歳3カ月14日)
- 最年長優勝者:ジャック・ニクラス選手(46歳2カ月23日)
- 最小スコア:ダスティン・ジョンソン選手(合計スコア:268・合計パー:−20)
(データ参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/マスターズ・トーナメント)
2021年のマスターズでは松山英樹選手が日本人初優勝をしています。それまでの日本人の最高順位は、片山晋呉選手と伊澤利光選手の4位でした。
マスターズトーナメントに出場経験のある日本人【20位以下】
続いて、マスターズトーナメントに出場経験のある日本人を紹介していきます。
- 松山英樹:1位 (2021年)
- 石川遼:20位 (2011年)
- 片山晋呉:4位 (2009年)
- 丸山茂樹:14位 (2002年)
- 伊澤利光:4位 (2001年)
- 中嶋常幸:8位 (1986年)
- 青木功:16位 (1985年)
- 尾崎将司:8位 (1972年)
- 河野高明:12位 (1970年)
- 陳清波:15位 (1963年)
分かりやすいよう、1桁台の順位にランクインした選手を赤文字にしています。見てもらって分かるように、2000年代以降の方が1桁台にラインクインしている選手が多いですよね。
日本のゴルフ選手のレベルが年々上がってきているといえます。2021年の松山選手の優勝は記憶に新しいですが、今後も日本人選手が活躍すると思われます。
【ゴルフ】マスターズトーナメントの優勝報酬について
マスターズトーナメントの優勝報酬ですが、開幕当初は金額について特に定めず、3日間の入場収入などを基に決められています。なので、金額の発表がされるのは、大会最終日の前日です。
金額の傾向としては、マスターズトーナメントが始まった当初に比べると、年々上昇しています(開催当初の優勝賞金1,500$で2021年度の優勝賞金は2,070,000$)。
優勝者は優勝賞金に加え、グリーンジャケットが贈られます。優勝者に敬意を表して、クラブメンバーの一員として迎え入れる意味が込められているそうですよ。
グリーンジャケットが贈られることは、ゴルフ選手にとって大変名誉なことで、優勝賞金と同じくらい価値のあるものと言えるでしょう。
【ゴルフ】マスターズトーナメントの主な記録
マスターズトーナメントは、80年以上続く大会なので様々な記録があります。ここでは、マスターズトーナメントの主な記録について紹介していきますね。
- 最多優勝:ジャック・ニクラス選手 (6回)
- 最多トップ10位入り:ジャック・ニクラス選手 (22回)
- 最多予選通過数:ジャック・ニクラス選手 (37回)
- 最年少優勝者:タイガー・ウッズ選手 (21歳3カ月14日)
- 最年長優勝者:ジャック・ニクラス選手 (46歳2カ月23日)
- 最年少出場者:関天朗(グァン・ティンラン)選手 (14歳5カ月)
- 最年長予選通過者:トミー・アーロン選手 (63歳1カ月)
- 最多出場:ゲーリー・プレーヤー選手 (52回)
- 最多連続出場:アーノルド・パーマー選手 (50回)
どの記録もすごいことですが、特にジャック・ニクラス選手が飛び抜けて様々な記録を打ち立てていることが分かりますね。
それもそのはず、ジャック・ニクラス選手は『史上最高のゴルファー』と称されるほどの腕前。現在は引退しているので実際のプレーを生で見ることはできません。
しかし、YouTubeでジャック・ニクラス選手のプレーを確認できるので、ぜひ視聴してみてください。(プレーを公式で紹介している動画が無いので、この記事で紹介は控えます)
【ゴルフ】マスターズトーナメントの招待条件
マスターズトーナメントは、ゴルフ界最高峰の大会なので誰でも出場できるわけではありません。主な招待条件は、以下の通りです。
- 歴代優勝者(生涯適用)
- 過去5年、全米オープンで優勝経験がある選手
- 過去5年、全英オープンで優勝経験がある選手
- 過去5年、全米プロゴルフ選手権で優勝経験がある選手
- 過去3年、ザ・プレーヤーズ選手権で優勝経験がある選手
- 翌年のみ、オリンピック優勝者
- 前年度、マスターズ大会12位内の選手
- 前年度、全米オープン4位以内の選手
- 前年度、全英オープン4位以内の選手
- 前年度、PGA選手権4位以内の選手
- 前年度、ザ・ツアーチャンピョンシップ出場者
- 前年度最終週、公式世界ランク50位以内の選手
- 同年度、公式世界ランキング50位以内の選手(マスターズ大会開催前週に発表されたもの)
- 前年度、全米アマチュア優勝・準優勝選手
- 前年度、全英アマチュア優勝・準優勝選手
- 前年度、アジアパシフィックアマチュア選手権優勝選手
- 同年度、ラテンアメリカアマチュア選手権優勝選手
- 前年度、全米ミッド・アマチュア選手権優勝選手
これらが、マスターズトーナメントの招待条件です。これらに加え、特別招待枠がある場合もあります。アマチュアの招待条件ですが「大会初日時点でアマチュア選手でなければいけない」といった規定もあります。
招待条件が厳しいからこそ、世界最高峰のゴルフ大会と言われているのです。
【ゴルフ】マスターズトーナメントの見どころ
マスターズトーナメントはどこも目が離せませんが、特に11番・12番・13番ホールの駆け引きは目が離せません。なぜなら、スコアの流れが一気に変わる可能性が高いからです。3つのホールの特徴は以下の通りです。
- 11番ホール:505ヤード・パー4、グリーン前の池がセカンドショットを困難に
- 12番ホール:グリーン奥行きが14ヤードと短く、サイドのクリークとバンカーが厄介
- 13番ホール:易しいコースであるが、グリーン手前のクリークがプレーを困難に
これらの特徴に加え、11番・12番・13番ホールは強風も吹きます。打ったボールの距離を予測しづらくなるため、世界有数のゴルファーであっても一気にスコアを落としてしまう可能性があるのです。
また、ゴルファーの間では3つのコースをまとめて『アーメンコーナー』と呼ばれ恐れられいます。
スコアを落とす人がいる反面、ミラクルプレーが起こることもよくあるので、11番・12番・13番ホールは目が離せませんよ。
【ゴルフ】マスターズトーナメントは現地で観戦できるの
マスターズトーナメントは、現地で観戦することもできます。現地で観戦するためには、チケットが必要となります。チケットを獲得する手段は主に3種類です。
- マスターズトーナメント公式サイトで申し込む
- チケット取引サイトで購入
- ツアーパックを購入
以上3つの方法で、マスターズトーナメントのチケットを獲得できます(練習ラウンド75$、本選115$)。しかし、マスターズトーナメント公式サイトで、チケットを獲得することは非常に困難です。
理由は、世界各国のゴルフファンがチケットを狙うからです。そのため、チケットの当選倍率はごくわずか。チケット取引サイトやツアーパックで購入することが主流です。
しかし、チケット取引サイトやツアーパックでマスターズトーナメントのチケットを購入する場合、代金が定価の数倍以上するので気をつけましょう。チケット情報は、以下のサイトでチェックしてみてください。
- マスターズトーナメント公式サイト
- チケット取引サイト『TicketlQ』
- ツアーパック紹介『トラベルギャラリー』
※『マスターズトーナメント公式サイト』と『TicketlQ』は、アメリカのサイトなので英語表記です。
【ゴルフ マスターズトーナメント】まとめ
今回は、マスターズトーナメントについて紹介してきました。4大メジャー選手権に含まれており、80年以上にも及ぶ歴史を持っている由緒ある大会です。
そのため、トッププレーヤーしか出場することはできませんが、大会期間中は常にハイレベルなプレーを見ることができます。
また、マスターズトーナメントの知識をある程度持っておくと、仲間でゴルフへ行ったり接待でゴルフを行ったりするときの会話のネタになりますよ。
マスターズを含めた4大メジャーについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
この記事で学んだ、マスターズトーナメントの知識を活かしてもらえると嬉しいです。
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