今や空前の盛り上がりを見せている女子プロゴルフ。特に黄金世代を筆頭に日本だけでなく世界ツアーでもその実力を発揮しています。
ゴルフ界だけでなくテレビやメディアにも取り上げられ、その活躍を見ない日はありません。日々東京オリンピックへの出場選手をかけたツアーも行われ、今では誰が選ばれてもおかしくないと言われていますね。
この記事では注目選手6名の過去の成績と活躍ぶりを、ゴルフ初心者でもわかりやすく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
若き賞金女王 鈴木愛プロ
中学2年生の時に「四国女子アマチュアゴルフ選手権競技」で優勝し、この大会をきっかけに本気でプロを目指し始めます。2013年、日本女子プロゴルフ協会が行う最終プロテストに合格し、晴れて女子プロゴルファーの仲間入りを果たします。
2014年LPGAツアーの公式戦である「日本女子プロゴルフ選手権大会」で、プロとして初となるツアー勝利を飾ります。その後も鈴木愛プロの勢いは止まりません。2016年の同大会も制覇、翌年2017年にはLPGAツアーで2勝を決めプロ転向からわずか4年で賞金女王となりました。
2018年にはツアー4勝を決めましたが、海外のアンソンジュプロ、申ジエプロ、に次いで賞金ランクは3位となりました。しかし鈴木愛プロは誰よりも負けず嫌いな性格と、持ち前の安定感あるパッドが武器。2019年の「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」「TOTOジャパンクラシック」「伊藤園レディスゴルフトーナメント」で見事3週連続優勝を果たし2度目の賞金女王へと返り咲きました。
日本女子プロゴルフ界ではの絶対的なエースとして、君臨している鈴木愛プロ。東京オリンピック2020で代表に選ばれれば、間違いなく活躍してくれることでしょう。
笑顔のシンデレラ 渋谷日向子プロ
今や飛ぶ鳥を落とす勢いで、人気実力ともに女子プロゴルフ界を引っ張っている渋谷日向子プロ。シブコの愛称で親しまれ笑顔のシンデレラと、そのルックスと愛嬌の良さで現在はテレビにも引っ張りだこですよね。
そんな渋谷日向子プロは、2014年若干15歳にして中国アマチュア女子選手権で優勝します。高校を卒業したあと2018年にプロテストに合格。2019年JLPGAツアーの公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」において優勝し大会史上最年少記録を打ち立てました。
同年6月には年間獲得賞金ランキングが3位に浮上し「AIG全英女子オープン」への出場権を勝ち取ります。そして記憶にも新しい2019年「AIG全英女子オープン」において、通算18アンダーで優勝。42年ぶりの日本人女子メジャーで史上2人目の快挙に、日本だけでなく世界中でニュースになり渋谷日向子プロは一気に時の人となりました。
その後も日本ツアーでは4度の優勝を果たし、賞金ランクは2位で終了し賞金女王を射程圏内に捉える活躍ぶりです。東京オリンピックの代表としては大本命とされている渋谷日向子プロ。今後も私たちの期待を大きく上回る活躍を見せてくれるでしょう。
その実力は宇宙級 畑岡奈紗プロ
2015・2016年と「IMGアカデミー世界ジュニアゴルフ選手権」で2連覇を達成し、女子ゴルフ界に旋風を巻き込んだ畑岡奈紗プロ。日本女子オープンでは若干17歳で国内メジャー初のアマチュア優勝を果たしました。同年10月10日、史上最年少でプロに転向し「伊藤園レディスゴルフトーナメント」でプロデビューを飾ることとなりました。
2017年、森ビルに所属した畑中奈紗プロは、主戦場をアメリカに移し世界の強者達と肩を並べて試合を重ねました。ただ慣れない海外生活での体調不良、親と離れて暮らす孤独感からか、プロ1年目は思うように結果を出せずにいました。翌年2018年には母親の博美さんが海をわたり、畑岡奈紗プロの精神面を徹底的にケアサポートができるように。
そのおかげかUSLPGAツアーメジャー大会「全米女子オープン」でトップ10入りを果たし、「ウォルマートNWアーカンソー選手権」では、日本人最年少(当時19歳)でツアー初勝利を勝ち取りました。畑岡奈紗プロの快進撃は止まらず、「TOTOジャパンクラシック」「起亜クラシック」とツアー3勝目を果たすと闘いを日本に移します。
2019年9月には「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で優勝を決め、生涯獲得賞金1億円を突破。2019年10月の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」で3度目の優勝を果たし、同年の世界ランク3位に躍り出ました。
まだあどけなさが残る畑岡奈紗プロですが、その名にたがわず宇宙級の快進撃に東京オリンピックでも期待の声が高まっています。
10時間練習の努力家 稲見萌寧プロ
日本ウェルネススポーツ大学に通う現役大学生でもある稲見萌寧プロは、プロになった今でも一日10時間以上練習をする努力家としても有名です。この努力が東京オリンピックでも花開くことをファンは期待しています。
他の世代が注目を浴びるなか、世界ランクでは59位、日本では4位の位置につけ東京オリンピックの代表枠を狙っています。そんな稲見萌寧プロは2017年アマチュアとして「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」で9試合連続出場を果たしました。
翌年の2018年に高校を卒業し、プロテストに一発で合格して晴れて女子プロゴルファーの仲間入り。翌年の2019年には都築電気とスポンサー契約を結ぶことになります。同年の「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」においてツアー初優勝を決め、その実力を世間に証明しました。
この優勝により、自身初のシード権を獲得し年間獲得賞金では13位にランクイン。パーオン率も歴代1位を記録し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、その猛攻は止まるところを知りません。
黄金世代には負けない 上田桃子プロ
2005年プロテストに一発で合格し、同年のLPGA新人戦 加賀電子カップで優勝しその実力を世間に知らしめた上田桃子プロ。テレビ番組にも多数出演し、NHK紅白歌合戦の審査委員を務めるなどゴルフファンだけでなくお茶の間の人気者となりました。
2007年4月には「ライフカードレディス」で初勝利をすると、プロ3年目にして賞金総額1億6611万円を獲得し、史上最年少の賞金女王に輝きました。2008年から主戦場をアメリカに移し「ミズノクラシック」では全米女子ツアーで初勝利を勝ち取ります。その後も米ツアーで活躍の場を増やしますが、思ったように勝率が伸びず2012年には日本のシード権を失ってしまいます。
2014年上田桃子プロは主戦場を再び日本に戻すことに決め、帰国。応援してくれるファンの声援を後押しに、日本ツアーで2勝をあげると賞金ランキングを10位にまであげることになりました。2016年にランキングを35位まで落としてしまいますが、翌年2017年日本ツアーを2勝しランキングを6位まであげ、その実力を見せつけました。
そして2019年、「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」で優勝し賞金ランキングが2位に浮上。東京オリンピック代表を射程圏内におさめることとなりました。
美人女子大生ゴルファー 河本結プロ
2018年にプロテストに一発合格を果たし、同い年の渋谷日向子プロ、畑岡奈紗プロと並んで活躍している河本結プロ。日本体育大学に在学し、ゴルフと学業の両立している努力化としても知られています。
2012年~2015年のアマチュア時代には4度の優勝経験があり、プロ1年目にしてステップアップツアーで年間4勝。同年の獲得賞金ランキングでは1位になり、JLPGA前半戦の出場資格を得るなど鮮烈なプロデビューをかざりました。
そして2019年3月に行われたJLPGAツアー「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」では通算アンダー15で優勝をはたします。そして同年の11月米女子ゴルフツアーの最終予選会を突破した河本結プロは主戦場を日本からアメリカへと移しました。
慣れない海外での生活と声援のない試合で、米ツアー2戦目は予選落ち。ただそれも成長の糧としてとらえ、今後の米ツアーを乗り越えて行くことを語っています。河本結プロの負けん気と勝負強さを武器に、今後も活躍してくれることをファンは期待しています。
【2020-2021オリンピックに向けて注目のプロゴルファー6選】まとめ
東京オリンピックの女子プロゴルフ代表選手が誰になるか、今や日本中が注目しています。今回あげた6名はなかでも有力候補と言われています。今後の活躍を期待して、日本女子プロゴルフ界を応援していきましょう!
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