ゴルフ会員権の基礎知識

【保存版】ゴルフ会員権の証書を紛失した場合の対処法。具体例も交えて解説します!

「久しぶりに会員権の情報を見ようと思ったら、会員権の証書が見当たらない!」「行ってないゴルフ場の会員権を売却しようと思ったら紛失していた。」「紛失した会員権の証書は再発行できる?」

ゴルフ会員権の証書は紙ベースのものがほとんどです。普段プレーする際にはゴルフ場の会員権の証書は頻繁に見るものではありませんので、いざという時に見当たらないこともあります。

この記事では、そんなもしもの時のためにゴルフ場の会員権の証書を紛失してしまった際に取るべき行動を解説します。実際に会員権の証書を紛失した例を取り上げ、最適な対処法を紹介します。

ゴルフ倶楽部の会員権は非常に高価です。会員権が手元にある人もぜひ知っておいて下さいね。

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相続の際に会員権を紛失してしまうケースが多発

近年、お亡くなりになったメンバー様の相続人の方が必要無くなったゴルフ会員権を売却する際に、「ゴルフ会員権の証書が見つからない」といったケースが多発しています。

亡くなった本人しかわからない場所に保管していたり、そもそも入会したのが数十年も前だとどこに会員権の証書があるのかわからないですよね。

会員権を紛失した際にすべきこと

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結論から言うと、会員権は再発行が可能です。再発行の手順を解説する前に、まず会員制度について触れておきます。

ゴルフ場の会員制度の種類は、大きく分けて3つです。

・預託金制

・株主法人制

・社団法人制

日本のゴルフ場の9割以上が預託金制です。また、紛失した際の手続きも、預託金制と社団法人制は同じ。ですので、紛失した会員権が「預託金制」の場合と仮定して話を進めていきます。

ゴルフ倶楽部の会員の種類について知りたい人は、次の記事がおすすめです。

ゴルフ場へ連絡する

会員権の証書を紛失したら、まずはゴルフ場へ連絡し、証書を再発行してもらいましょう。

「会員権は再発行できないんじゃ…。」と心配している人も安心して下さい。ゴルフ場に連絡し、正規の手続きを踏めば、再発行してもらえる場合が多いです。

在籍確認が行われることはありますが、基本的に証書の再発行を拒むゴルフ場はありません。

中には、ゴルフ場の都合により、再発行できなゴルフ場もありますが、まずはゴルフ場に事情を話しましょう。

再発行の手数料などはゴルフ場によって異なる

ゴルフ場に連絡することで再発行が可能ですが、その際の手数料や再発行までの時間はゴルフ場によって異なります。

一般的なゴルフ場であれば、

「書類申請のみ・即時再発行・費用無料」

というのがほとんどです。しかし、名門ゴルフ場や、会員権価格が数百万円〜数千万するようなゴルフ場だと、

「半年後に再発行・数万円の手数料・連帯保証人を立てる」

という場合もあります。

一般的なゴルフ場は、書類を提出すると数日以内には再発行してくれます。

ただし、名門コースの中には手数料が発生したり、再発行までに数ヶ月かかるゴルフ場もあります。再発行に10万円以上手数料がかかるゴルフ場も中には存在します。

とはいえ、紛失した際の対処はゴルフ場によって違うので、その都度確認する必要がありますね。

預託金の証書は再発行しにくい

会員権が預託金の預かり証書と一緒になっている場合は、再発行しにくいです。

その理由は、ひと昔前に預託金制の会員権を紛失したと嘘の供述をし、再発行してもらった会員権を転売する事件が発生したからです。

この事件はコース側の確認不足として処理され、和解で解決しました。しかし、このような会員権の再発行を巡る事件を起こさないためにも、預託金の預かり証書とセットになっている会員権を再発行するゴルフ場は少ないです。

紛失した会員権がこの種類の人は、とりあえずコース側に確認してみるのが良いでしょう。

会員本人が亡くなっていても再発行は可能

会員本人が亡くなっていたとしても、基本的に再発行は可能です。

ゴルフ場から送られてくる年会費の案内状などに、会員番号が記載されているので、その番号をゴルフ場に照会してもらいましょう。

株式法人制の場合は裁判所に申し立てる場合もある

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株主会員制のコースに関しても、預託金制のコースと同様にゴルフ場に申請すれば、基本的には再発行してくれます。

まれに、「株主会員制」の場合は裁判所に申し立てる必要があるケースがあります。

①裁判所に申し立て、公示催告手続きを受ける

②除権決定を得る

③それらをコースに提出し、再発行

株式会員制の特徴は、「会員権=株式証券」ということですので、預託金制のゴルフ場と異なり、法律上の手続きを踏む必要がある場合があります。

しかし、裁判所に申し立てることで99%会員権の再発行が可能です。通常よりも少し手間はかかりますが、確実に再発行できるので安心して下さい。

会員権の売却にも証書は必要

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基本的に、会員権の売却にも証書が必要です。

売却の際はゴルフ会員権業者を通して、第三者に売却するのが一般的ですが、その際に会員権証書は必ず必要になります。基本的にはどの会員権業者も証書がないゴルフ会員権は取り扱ってくれません。必ず、証書のコピーを要求されますのでご注意ください。

ただ中には、証書がなくても売却できるケースもあります。それはゴルフ場から証書ではない別の在籍確認書を発行してもらえるケースです。売却する前提で証書を新たに発行するのはゴルフ場にも面倒な作業になります。売却前提であれば、次のメンバーさんの名義で証書を発行すれば済むので、売却する方は再発行をしなくても良いというケースが稀にあります。

ゴルフ場によっても対応が異なるので、証書を無くしてしまった会員権の売却をお考えの方は一度、ゴルフ会員権業者に相談してみるのがおすすめです。

当メディアを運営している「日本ゴルフ同友会」は55年以上の歴史がある業界最大手のゴルフ会員権業者です。売却すべきか返還すべきかのご相談にも親身になって対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

日本ゴルフ同友会

会員権を利用した詐欺にも注意

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ゴルフ会員権を利用した詐欺にも注意が必要です。

先ほどの事件を詳しく説明すると、あるコースの会員が個人的に売却した相手先から「会員権を紛失した」と連絡が。それを鵜呑みにした会員はコースに再発行してもらい、譲渡相手に新たな会員権を渡しました。

しかし、譲渡された相手はそもそも会員権を紛失しておらず、悪意で会員権を二重に手に入れることに成功。それを同時に違う相手に再転売したというもの。

その後、再転売でゴルフ会員権を購入した二人から名義変更を申し入れられたコースは大混乱。一連の流れで先に持ち込んだ人を有利にしてしまったので、後から持ち込んだ人が訴訟を起こし、事件が明るみになったのです。

ですので会員権を売却・購入する際は、信頼できる相手なのか、必要書類は揃っているかなどを確認しましょう。会員権の紛失だけでなく、自身が事件に巻き込まれないように注意して下さい。

無くしていたゴルフ会員権が見つかった場合

無くしてしまったと思い、再発行したゴルフ会員権証書が後から見つかった場合、ゴルフ場に連絡し、返却しましょう。

すでにメンバーではない場合でも、速やかにゴルフ場に連絡して返却してください。再発行したのにも関わらず、証書を持ち続けて、本人・家族が売却しようとすると思わぬトラブルに巻き込まれてしまいます。

場合によっては詐欺罪で起訴されてしまう可能性もありますので、すぐに返却することをおすすめします。

まとめ

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今回は、ゴルフ会員権を紛失した際の対処法について解説しました。

再発行の手続きは、まずはゴルフ場に連絡するのが1番の解決策です。

ご自身で心当たりの場所を探しても会員権がない場合やゴルフ会員権の証書が見当たらない相続人は、すぐにゴルフ場に連絡を入れましょう。

会員権のお悩みはプロに任せよう

ゴルフの会員権を紛失すると、面倒な手続きが多いです。紛失の対処を一人でやるのは大変なので、ゴルフ会員権専門の『日本ゴルフ同友会』に任せると安心。

日本ゴルフ同友会は、歴史あるゴルフ会員権事業のパイオニアで、お客様から絶大な信頼を得ている会社です。会員権に関する相談は無料なので、気軽に利用してみて下さいね。

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昭和36年(1961年)創業し、ゴルフ会員権業者の中では最も歴史があります。そのため、ゴルフ場のデータも豊富で、適正な売買価格の選定が可能です。全国のゴルフ場を取り扱っており、その取引実績は業界トップクラスです。売買のみならず、相続や名義変更も承っております。法人・個人問わず、お気軽にお問い合わせください。

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