ゴルフ会員権の購入にかかる費用の一つに、名義書換料があります。
「名義書換料はなぜ必要なのか」「何に使われているのか」「どのタイミングで支払うのか」などわからないことも多いです。
名義変更料はゴルフ場・会員権の種類によっても異なりますが、高額な場合があります。ゴルフ会員権の価格に次いで高いことが多く、購入費用の総額の40%前後を占めることもあります。ゴルフ会員権を購入する際に不安をなくしたい方は、名義書換料について理解することが大切です。
この記事では、名義書換料が必要な理由やその用途について解説しています。また、名義書換料が安くなるケースについても解説しています。ゴルフ会員権の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
当メディアを運営している「日本ゴルフ同友会」は、ゴルフ会員権の売買を公平にサポートする企業です。お客様の希望に応じたゴルフ会員権の案内ができますので、ぜひお問合せください。
ゴルフ会員権の名義書換料とは?主な用途も
名義書換料とは、市場や第三者からゴルフ会員権を購入した際に、ゴルフ会員権の価格とは別にゴルフ場へ支払う費用のことです。「名義変更料」「名変料」と呼ばれることもあります。
名義書換料は、ネームプレートの作成・会員証の発行・事務手数料に充てられることが一般的です。建前上は、事務処理の費用として充てられる名義書換料ですが、ゴルフ場の運営費用に使用しているゴルフ場も少なくありません。
名義書換料を支払うタイミングは、会員審査を通過して手続きを行うときです。①会員権を購入→②会員審査を通過→③名義書換料の支払いといった流れになります。名義書換料の支払いが完了したタイミングで、メンバーとして正式に認められ、メンバーとしてそのゴルフ場でプレーをすることができるようになります。
ネームプレートや会員証は名義書換料を払った1~2週間後に送られてくることが多いです。ただ、メンバーとなるのは名義書換料を払ったタイミングですので、送られてくる前からメンバーとしてプレーできます。
名義書換料は、日本にあるゴルフ場の90%以上で設けられています。名義書換料がかからないゴルフ場は、ほとんど存在しないことを知っておきましょう。
ゴルフ会員権の名義書換料の相場
名義書換料は、ゴルフ場・ゴルフ会員権の種類によって異なります。一般的なゴルフ場の名義書換料の相場は、数十万円〜数百万円程度です。有名クラブなどになると、名義書換料は1,000万円以上になるケースも見られます。
実際に、2024年1月時点における小金井カントリー倶楽部の名義書換料は、1,650万円となっています。
ゴルフ会員権の種類別に名義書換料の価格を見ると正会員が最も高く、平日会員・週日会員は正会員の50〜80%程度が相場です。
近年はゴルフブームに伴い、名義変更料をあげているゴルフ場も少なくありません。
ゴルフ場ごとの名義書換料をまとめてチェックしたい方は、「日本ゴルフ同友会」のゴルフ会員権相場ページを参考にしてください。
ゴルフ会員権の取引に名義書換料が設けられている理由
ゴルフ会員権の取引に名義書換料が設けられているのは、ゴルフ場がゴルフ会員権の市場取引で利益を得るためです。名義書換料がなく、ゴルフ会員権が市場で取引されるだけの場合、ゴルフ場には1円の利益も発生しません。
ゴルフ場の主な収入源は、①新規募集で得られる入会金②メンバーの年会費③プレーフィーの3本です。
しかし、近年はこの3つの収入源だけで運営費用をまかなえないゴルフ場が増えている傾向です。運営費用を補うことを目的に名義書換料を設けているゴルフ場が多いというのが実情です。
他にも、メンバーが頻繁に入れ替わることを防ぐ対策として、名義書換料は設けられています。「メンバーは生涯メンバーであり続けるべき」という考えのゴルフ場もあります。
ゴルフ会員権購入時に名義書換料以外にかかる費用
ゴルフ会員権を購入する際は、ゴルフ会員権の価格と名義書換料以外に下記の費用がかかります。
年会費 | メンバーになる際は1年ごとに年会費がかかります。年会費は数万円〜数十万円が相場です。 |
預託金・入会預託金 | 預託金は新規募集のメンバーになるとき、入会預託金は市場でゴルフ会員権を購入したときにゴルフ場に預けるお金です。どちらも数百万円以上が相場となります。預託金・入会預託金の違いはこちらの記事でチェックしてください。 |
取引手数料 | 業者を介してゴルフ会員権の購入した場合は、取引手数料が発生します。相場は制約金額の2~3%です。取引手数料は、ゴルフ会員権を取り扱う業者によって料金が異なることを知っておきましょう。 |
ゴルフ会員権の購入には、さまざまな費用がかかります。ゴルフ会員権の総額は、安くても20万円以上するケースがほとんどです。名門ゴルフ場では数百万円〜1000万円以上するゴルフ場もあります。
気になるゴルフ場の会員権を購入したいときは、信頼できるゴルフ会員権取り扱い業者に取引価格の合計を聞いておくと安心できます。
ゴルフ会員権の名義書換料が安くなるケース
名義書換料はゴルフ場が設定しているため、ゴルフ会員権の市場価格のように大幅に変動することはほとんどありません。
しかし、譲渡内容・ゴルフ場の運営状況などによっては、通常の名義書換料よりも安くなるケースがあります。
ここからは、ゴルフ会員権の名義書換料が通常よりも安くなるケースを3つ紹介します。
相続もしくは親族への譲渡の場合
ゴルフ会員権を相続したり親族間で譲渡する場合は、名義書換料が通常の10%程度の金額になる、または名義書換料がかからないケースがあります。
ただし、すべてのゴルフ場で名義書換料が安くなるわけではありません。相続もしくは親族への譲渡の場合は、ゴルフ場やゴルフ会員権取り扱い業者に名義書換料が安くなるのかを相談してみましょう。
法人会員で社内譲渡する場合
会社が所有している法人会員のゴルフ会員権では、社内での名義書換に限り名義書換料が安くなる可能性があります。
名義書換料が安くなる場合、相続もしくは親族への譲渡と同様に、名義書換料が通常の10%程度の金額になる、または名義書換料がかかりません。
キャンペーンを実施している場合
会員権の取引価格を上げたいゴルフ場やメンバーの入れ替えを行いたいゴルフ場では、キャンペーンを実施して名義書換料を値下げするケースが見られます。
ゴルフ場によって値下げ額は異なりますが、期間限定で名義書換料を30%〜50%割引にしているゴルフ場があります。
ただし、名義書換料の値下げしているキャンペーンをアピールしていないゴルフ場もあります。そのため、名義書換料の値下げに関する情報は、ゴルフ会員権を取り扱っている業者のみ知っているケースもあります。
ゴルフ会員権をお得に購入したい方は、ゴルフ会員権を取り扱っている業者に相談することがおすすめです。
ゴルフ会員権の名義書換に関するよくある質問
ゴルフ会員権の購入を検討している方は、名義書換に関する悩みを一つでも多く減らした状態で取引に臨むことが大切です。
名義書換に対して正しく理解できていないと、ゴルフ会員権を購入したことに対して後悔するかもしれません。
ここでは、ゴルフ会員権の名義書換に関するよくある質問を3つ紹介します。
Q.名義書換が「停止中」記されているゴルフ場がある理由を教えてください
名義書換が「停止中」と記載されている場合は、次のことが考えられます。
- ゴルフ場が新規の募集を行なっている
- 既存メンバーの整理・囲い込みをしている
- ゴルフ場が民事再生に取り組んでいる
一般的には名義書換停止中のゴルフ場は新規募集を行なっている場合が多いです。「市場で購入するくらいなら、募集しているので新規入会してほしい」というゴルフ場のメッセージでもあります。一般的に新規募集の価格は「会員権相場価格+名義変更料(+預託金)」と同程度の価格設定になっているケースが多いです。
ただ、名義書換が「停止中」となっていても、ゴルフ会員権の購入は可能です。名義書換が停止中のゴルフ会員権は、相場よりも安く購入できるというメリットがあります。
一方で、名義書換が停止中のゴルフ会員権は、名義書換が再開されるまで利用できません。つまり、購入しても入会することはできなく、メンバーとしてプレーができるわけではありません。また、「年会費や手続きなどで通常の取引より複雑になってしまう」「名義変更再開時期がわからない」ので、通常オススメはしておりません。稀に民事再生手続き中の可能性もあるので、購入したゴルフ会員権が紙切れ同然の扱いになることもあります。
名義書換が停止中のゴルフ会員権を購入する際は、良い点と悪い点を知った上で購入すべきかを判断しましょう。
Q.名義書換料の会計処理はどのようにすればいいですか?
法人などで購入したゴルフ会員権を会計処理する場合、名義書換料の勘定科目は「投資有価証券」や「ゴルフ会員権」となることが一般的です。
ただし、会社で所有しているゴルフ会員権の名義書換を社内で行った場合は、「接待交際費」として取り扱われる点に注意してください。
名義書換料の会計処理に対して不明点がある場合は、会社の顧問税理士などに相談するとよいでしょう。
Q.ゴルフ会員権の総額が同じ場合、名義書換料が高いゴルフ会員権のほうが資産価値はありますか?
ゴルフ会員権の総額が同じ場合、名義書換料が低いゴルフ会員権のほうが資産価値が高い場合が多いです。
例えば、相場価格が100万円、名義書換料が100万円のゴルフ会員権Aと、相場価格150万円、名義書換料が50万円のゴルフ会員権Bがあったとします。
この場合、資産価値を重視してゴルフ会員権を購入したい方は、相場価格が高いゴルフ会員権Bを購入することがおすすめです。
経営状況が不安定なゴルフ場は、名義書換料を高く設定して資金調達する傾向です。特に、ゴルフ会員権の相場価格が低いにもかかわらず、名義書換料が目立って高い場合は経営状況が不安定なゴルフ場の可能性があります。
ただし、メンバーの質をキープするために名義書換料を高く設定しているゴルフ場もあります。
名義書換料の高さは、あくまでもゴルフ場の経営状況を判断する材料の一つにしか過ぎません。資産価値を重視してゴルフ会員権を購入する方は、さまざまな視点でゴルフ場の経営状況を見ることが大切です。
ゴルフ場ごとの名義書換料を詳しく知りたい方は「日本ゴルフ同友会」へ
名義書換料に関する情報は、日々変化し、購入者の耳に入ることは少ないです。そのため、ゴルフ場ごとの名義書換料を詳しく知りたい方は、ゴルフ会員権を取り扱っている業者で取引を進めましょう。
日本ゴルフ同友会は、ゴルフ会員権売買の斡旋を目的に設立した企業です。業界で最も歴史のある企業で、約2,000社におよぶ大手企業様に周知されています。
日本ゴルフ同友会では、全国のゴルフ場の会員権を取り扱っており、安心・公正・迅速な取引を心がけております。
ゴルフ会員権の売買をご検討されている方は、ぜひ日本ゴルフ同友会にお問い合わせください。
まとめ
ゴルフ会員権の購入時には、名義書換料がかかります。名義書換料はゴルフ場によって異なりますが、数十万円〜数百万円かかることが一般的です。
ただし、特定の条件下でゴルフ会員権を譲渡したり、キャンペーンを実施しているゴルフ場の会員権を購入したりする場合は、名義書換料が安くなるかもしれません。
名義書換料に関するお得な情報は、ゴルフ会員権を取り扱う業者のみ知っているケースもございます。ゴルフ会員権をお得に購入したい方は、ゴルフ会員権事業のパイオニア企業の「日本ゴルフ同友会」にご相談ください。
本記事で解説させていただいた内容は本サイトを運営している「日本ゴルフ同友会」の公式youtubeチャンネルでも解説している内容となっております。
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