「ゴルフ会員権購入者および売却者の年齢別割合」について解説します!
近年は若い方のゴルフ人口が増えてきた印象がありますが、会員権を購入する方はどのくらいの年齢層に多いのか気になる方も多いと思います。
本メディアを運営している「日本ゴルフ同友会」にて過去3年間で購入・売却したお客様の年齢をもとに、どのくらいの年齢が会員権の適正購入年齢なのかを考えていきたいと思います。
「会員権は気になるけどなかなかタイミングが掴めない」という方や、「どれくらいメンバーとして在籍するものなのか」が気になる方はぜひ最後までご覧ください。
本記事の内容は弊社youtubeチャンネルでも解説させていただいておりますので、詳しく知りたい方は動画もご視聴ください。
年齢別割合
①購入者
下のグラフが年齢別のゴルフ会員権購入者の割合です。
20代:0%
30代:8%
40代:33%
50代:33%
60代:22%
70代:4%
80代以上:0%
やはり、40代・50代がそれぞれ全体の1/3の割合を占めています。
40代・50代というとゴルフ歴10〜20年あたりで、ライフプラン的にも大きなイベントが終わり、ある程度金銭的にも余裕が出てきた年代とも言えるかもしれません。
60代も22%と3番目に多いです。
多くの会社が60もしくは65歳で定年を設けているので、定年退職後にガッツリゴルフを楽しみたいという方はこのあたりの年齢で会員権を購入されますね。
40〜60代で購入者全体の9割近くをしめており、20〜30代や70代以上の方で会員権を購入される方は非常に少ないと言えます。
②売却者
下のグラフが年齢別のゴルフ会員権売却者の割合です。
20代:1%
30代:2%
40代:8%
50代:14%
60代:19%
70代:23%
80代以上:33%
購入者と異なり、売却者の方では60代・70代・80代以上の割合が75%を占めています。
売却者は年齢が上がるにつれて、綺麗にその割合も大きくなっていってます。
やはり60代を超えてくると、長年ゴルフをやっていた方ほど、ヘルニアになってしまったり、腕が上がらなくなってしまって、ゴルフを続けられなくなる方が多いです。
身近な方、例えばお子さんに会員権を譲れる方なら良いですが、そうでない方はそれを機に売却するという判断になってしまいます。
一方、30代・40代でも会員権を売却する方は一定数いますが、売却した後に別のゴルフ場に入り直す方か他にいくつもコースを持っている方が多いです。
つまり、「自分と購入したゴルフ場が少し合わなかったため手放したい」という理由で売却される方が多いです。
年齢別購入者・売却者の比較
ゴルフ会員権購入者と売却者の割合を比較してみましょう。
比べてみると、ゴルファーのゴルフライフが見えてくると思います。このグラフをもとに考えると
20〜30代でゴルフを始め、
40〜50代に会員権を購入し、
70〜80代になって売却する
という一つの流れがありますね。
1つのゴルフ場の平均在籍年数20年〜30年くらいと言われているので、それともピッタリ合うような感じです。
購入の注意点
ゴルフ歴の浅い方や年齢の若い方はあまりゴルフ会員権の購入をオススメしません。
20代や30代前半は会員権を購入してひとつのゴルフ場を楽しむよりは、よりたくさんのゴルフ場を回ってみて、自分が良いなと思うコースや自分のゴルフ仲間を見つけることを優先するのが良いと思います。
売却の注意点
売却については自身が亡くなる前に、ある程度会員権については整理しておくのが良いと思います。
やはり相続となるとかなり手続きが大変になりますし、相続人も非常に困惑するケースが後を断ちません。
「あまりプレーをしなくなってきたな」と言うタイミングで手放すのが得策です。
目安としては半年、そのゴルフ場に行かなかったら売り時です。
男女割合
ゴルフ会員権購入者・売却者の男女割合も見ていきましょう。
【購入者】
男:90%
女:10%
【売却者】
男:88%
女:12%
男女割合については購入者、売却者ともに9:1となっています。
昨今の若年層女性ゴルフブームといえど、「ゴルフ会員権を購入してメンバーとなる」と言う女性はまだまだ少なく、メンバーの男女比率もそこまで昔と変わらないです。
ただ、近年は女性の入会制限の緩和や女性向け施設の拡充により、ゴルフ場も女性のメンバーを増やそうという機運が高まっています。
もしかしたら20年後くらいには半々とは言わないまでもこの割合が7:3くらいになる日が訪れるかもしれません。
個人・法人割合
ゴルフ会員権購入者・売却者の個人・法人割合も見ていきましょう。
【購入者】
個人:70%
法人:30%
【売却者】
個人:73%
法人:27%
個人・法人割合についても、購入者、売却者ともに7:3となっています。
全体的な印象としては、やはりゴルフ場の中には個人でしか入会できないゴルフ場も多くありますし、個人でプレーしたいという理由で会員権を購入する方がかなり多いです。
また、ここ数年のトレンドとしては、法人の中でも購入者は中小会社やベンチャーが多く、売却者は上場しているような大企業が多い印象です。
これは何を意味しているかと言うと、バブルが弾け、「社内コンペが頻繁に行われる」「接待では名門ゴルフ場が使われる」「役職者は全員どこかしらのメンバーとなっている」という企業が少なくなったことを意味します。
今は、自身が本当にゴルフをプレーするために購入するという、ゴルフの実需に伴った購入のされ方になってきているように感じます。
趣味も多様化している今の時代、全国民がゴルフをやる必要はありません。
それでもゴルフが好き、このゴルフ場が好きという方こそ、ゴルフ会員権の価値を享受できるのでは?と感じます。
まとめ
今回の記事では「会員権購入者の年齢割合」とそれに併せて「男女割合」「個人・法人割合」について実際のデータをもとに比較してみました。
この記事やデータを参考にして、会員権の購入、売却をする際のひとつの参考にしていただければと思います。
本記事の内容は弊社youtubeチャンネルでも解説させていただいておりますので、詳しく知りたい方は動画もご視聴ください。
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