「年会費を滞納してしまったときの対処法」について解説!
「いきなり自宅にゴルフ会員権の年会費未納通知が届いたのでどうすれば良いのか」という方がよくいます。
ゴルフ会員権の年会費未納はとりわけ相続や遺品整理をしている時に発覚することが多いです。
中にはずっと放置され続けて、未納年会費が10万円以上になっていることもあります。
今回は「ゴルフ会員権の年会費が未納になっていた場合、どうすれば良いのか」について、フローチャートを用いて解説させていただきます。
「いきなり自宅に未納通知が届いた方」や「ゴルフ会員権の相続がある方」はぜひ最後までご覧ください。
年会費未納の対応はスピードが命
まず、大前提として、年会費の未納が発覚した場合は、すぐに行動するようにしてください。
「スピードが命」です。
ゴルフ会員権の年会費は退会もしくは休会しない限り、必ず発生する固定費なので、すぐに対処するようにしましょう。
20年以上、ゴルフ会員権を放置していて、年会費の未納が80万円以上になっていた方もいます。
結果、売却する際にまとめてすべて支払いました。
年会費を滞納した時の対処法
年会費の滞納が発覚した際は、下記フローチャートに従って行動するようにしましょう。
分岐点①メンバーを続けたいか否か
まず最初の考えることは「メンバーを続けたいか否か」です。
メンバーを続けたい場合は未納分の年会費を支払えば、メンバーとしてプレーすることができるようになります。
これは相続の場合も同様です。
つまり、ゴルフ会員権を相続して、相続人がメンバーとなる場合も、未納分の年会費は納めなければなりません。
未納年会費を支払えば、その後、メンバーとして問題なくプレーすることができるので、今後のそのゴルフ場のメンバーでいたい方は年会費の未納分をしっかり払うようにしましょう。
分岐点②ゴルフ会員権が売れるかどうか
メンバーとして続ける意思がない場合、次は「そのゴルフ会員権が売れるかどうか」を確認しましょう。
ゴルフ会員権業者へ問い合わせれば、そのゴルフ会員権が売れるかどうかを確認してくれます。
もし売却できるゴルフ会員権だと分かれば、あとは売却金額を見ましょう。
売却金額>年会費未納分
であれば、売却に進みましょう。
未納分の年会費の振込もゴルフ会員権業者が代行してくれることもあるので、丸投げしてしまっても構いません。
お持ちのゴルフ会員権の人気が高く、売却金額が大きければ、ある程度の売却益も見込めるかもしれません。
分岐点③預託金があるかどうか
もし売却することが難しいゴルフ会員権の場合、次に「預託金があるかどうか」を確認しましょう。
また、預託金は通常、「据え置き期間」というものがあるのでそれがいつなのかも確認してください。
「預託金の金額」や「据え置き期間」は会員権の証券に記載されていることが多いですが、そのゴルフ場が民事再生をしていると金額や据え置き期間が変わっている可能性が高いです。
自身で調べられない方はゴルフ会員権業者へ問い合わせて、確認してもらうようにしましょう。
本メディアを運営している「日本ゴルフ同友会」では全国のゴルフ場の会員権を取り扱っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 預託金が存在する
- 預託金の金額>未納年会費
- 据え置き期間が満了している
上記3点を満たしていれば、年会費の未納分と預託金を相殺してくれる可能性が高いです。
「預託金の返還について」ゴルフ場が抱えている大きな問題ですので、大抵の場合、応じてくれます。
もし応じてくれれば、相殺後、退会手続きということになります。
ゴルフ場の指示に従い、必要書類を書いて、退会の処理をしてください。
分岐点④売却もできなく、預託金もない場合
売却もできなく、預託金もないというゴルフ会員権は対処が非常に難しいです。
まずはゴルフ場に相談してみるようにしましょう。
退会(ゴルフ会員権自体を放棄)できないかを相談しましょう。
良心的なゴルフ場であれば、応じてくれるケースも少なくありません。
ただ、このようなケースは、すでに除名となっている可能性が高いです。
すでに除名、強制退会させられているかもしれません。
困った時はゴルフ会員権業者へ相談しよう!
以上が年会費未納時の対処法です。
ゴルフ会員権は「種別」「相場」「預託金の有無」「据え置き期間」「ゴルフ場の過去の経緯」「現在の運営会社」など確認することも多いです。
ゴルフ会員権の売却が初めての方はゴルフ会員権業者へ相談することをオススメします。
優良なゴルフ会員権業者へ依頼すれば最適解を調べてくれると思いますので、一度問い合わせてみるようにしましょう。
本メディアを運営している「日本ゴルフ同友会」では全国のゴルフ場の会員権を取り扱っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
悪質なゴルフ会員権業者へ問い合わせると、会員権業者の利益を優先した提案をしてくる場合があるので、問い合わせるゴルフ会員権業者には注意が必要です!
年会費の未納で困らないための対策
①ゴルフ会員権を使わなくなったら、すぐに売却、休会すること
1つ目は「ゴルフ会員権を使わなくなったら、すぐに売却もしくは休会すること」です。
体調不良や年齢的な問題でゴルフ会員権を利用しなくなったら、ゴルフ会員権の存在を忘れてしまう前に売却するようにしましょう。
もし、また利用する見込みがあれば、ゴルフ場に休会申請をするようにしましょう。
休会すれば、年会費は停止することができるので、気がついたら年会費滞納していたということはありません。
②家族、相続人に会員権の有無を共有しておくこと
2つ目は「家族、相続人に会員権の有無を共有しておくこと」です。
家族や相続人が「どこのゴルフ場に所属しているかわからない」「そもそも在籍がどうなっているのかもわからない」というケースが多くあります。
体が動かなくなってしまったり、亡くなってしまう前に、ゴルフ会員権の存在を身の回りの方に共有しておきましょう。併せて、ゴルフ会員権証券の保管場所も伝えておきましょう。
相続では会員権の証券が見当たらないケースが非常に多いです。
会員権の証券再発行には時間やお金もかかるので、あらかじめどこに保管してあるかを伝えておいて損はないです。
③亡くなった場合はすぐにゴルフ場に死亡届を出すこと
3つ目は「亡くなった場合はすぐにゴルフ場に死亡届を出すこと」です。
これは相続に限った場合ですが、亡くなった方がどこかのゴルフ場メンバーになっていることがわかったら、すぐにゴルフ場へ死亡届を出しましょう。
ゴルフ場によってはその時点で年会費をストップしてくれるところもあります。
ゴルフ会員権の存在が発覚した場合は受け継ぐなり、売却するなり、なにかしらの対処は必ずしなければならないので、早めにゴルフ場へ連絡しておくのが良いです。
まとめ
今回の記事では「年会費滞納時の対処法」を解説させていただきました!
年会費の滞納が発覚した時も、プレーをしなくなった時も、どちらの場合でも気づいた時にはすぐ対応することが最も大切です。
本メディアを運営している「日本ゴルフ同友会」では全国のゴルフ場の会員権を取り扱っております。購入・売却を検討している方はぜひお気軽にお問い合わせください。
また本記事で解説させていただいた内容は本サイトを運営している「日本ゴルフ同友会」の公式youtubeチャンネルでも解説している内容となっております。
より詳しく知りたい方は是非、動画もご覧ください。
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