経営状況や情勢によって、ゴルフ企業におけるゴルフ場保有数の勢力図は大きく変動します。近年は、預託金の返還問題やゴルフ場集客力の低下、メンバーの高齢化もあり、ゴルフ場M&Aが活発になっております。
この記事では、近年におけるゴルフ企業の勢力図からゴルフ場保有数ランキング、上位2社による過去の売買事例、今後のゴルフ場保有数と勢力図の展望などを解説します。ゴルフ場売買の情報に興味関心のある方は、ぜひ参考にしてください。
「日本ゴルフ同友会」は、55年以上の歴史を持つ、ゴルフ会員権売買のパイオニア企業です。本記事で紹介するアコーディア・ネクストグループやPGMとも業務提携を結んでおり、スムーズな入会サポートが可能です。また、ゴルフ場のデータも豊富で、適正な売買価格の選定が可能です。全国のゴルフ場を取り扱っており、その取引実績は業界トップクラスです。売買のみならず、相続相談や名義変更も承っております。ゴルフ会員権の売買を検討している方は、日本ゴルフ同友会へまずはお問い合わせください。
近年におけるゴルフ企業の勢力図は?
近年はゴルフ企業のゴルフ場保有数に大きな変動は無くなってきています。特に上位は、ほぼ固定されている状況でアコーディア・ゴルフとPGMが二大勢力として知られています。
2022年10月にアコーディア・ゴルフは業務効率化およびグループ全体の成長を目的に、ネクスト・ゴルフ・マネジメントと吸収合併しました。
なおこのの吸収合併によって、運営体制が変更されることはありません。従来通り、アコーディア・ゴルフとネクスト・ゴルフ・マネジメントのブランドで事業展開がされています。
【2023年版】企業のゴルフ場保有数ランキング|主な企業の特徴も
2023年5月時点における、企業のゴルフ場保有数ランキングは下表のとおりです。なお、ゴルフ場保有数は同一月にカウントした数値ではない点に留意してください。
順位 | 企業・グループ名 | ゴルフ場保有数 |
1位 | アコーディア・ゴルフ | 171ゴルフ場 |
2位 | PGM | 147ゴルフ場 |
3位 | 市川ゴルフ興業 | 31ゴルフ場 |
4位 | 西武グループ | 28ゴルフ場 (うち10ゴルフ場は運営委託) |
5位 | 東急グループ | 25ゴルフ場 |
6位 | 太平洋クラブ | 19ゴルフ場 |
7位 | シャトレーゼ | 18ゴルフ場 |
8位 | リソルグループ | 17ゴルフ場 |
2023年5月時点のゴルフ場保有数を見ると、アコーディア・ゴルフとPGMが140以上のゴルフ場を有しています。
3位以降になるとゴルフ場保有数に大きな差はありません。市川ゴルフ興業で31ゴルフ場、西武グループが28ゴルフ場、東急グループが25ゴルフ場となっています。
西武グループは2022年2月にゴルフ場を10か所売却しましたが、運営委託をされています。
東急グループは2023年3月にリソルへゴルフ場を4か所売却しています。
ここからは、各企業・グループの特徴を簡単に紹介します。
アコーディア・ゴルフ
アコーディア・ゴルフは、国内ゴルフ場最大の保有数を誇っており、全国に171のゴルフ場を有しています。
アコーディア・ゴルフが保有するゴルフ場には、年間延べ1,200万人以上のゴルファーが訪れています。下記は、アコーディア・ゴルフが保有するゴルフ場の一例です。
- 成田ゴルフ倶楽部(千葉県)
- アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)
- パームヒルズゴルフリゾートクラブ (沖縄県)など
「成田ゴルフ倶楽部」は世界トップ1,000コースに選ばれたこともある高級クラブとして有名であり、「アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ」はZOZO CHANPIONSHIPが開催されるトーナメントコースとしても有名です。
アコーディア・ネクストグループの運営するゴルフ場は比較的安価な値段でプレーでき、公式ネット予約にも力を入れているので、ゴルフ初心者にもおすすめです。
元々アコーディア・ゴルフは上場(東証一部)していましたが、2016年に日中韓に拠点を置く独立系投資ファンド「MBKパートナーズ」が約1500億円で取得して非上場化しました。その後、2021年にソフトバンクグループ傘下の投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループLLC」が約4000億円で全株式を取得しました。
2022年10月にアコーディア・ゴルフは業務効率化およびグループ全体の成長を目的に、ネクスト・ゴルフ・マネジメントと吸収合併し、現在に至ります。
アコーディア・ゴルフの会社概要は次のとおりです。
運営会社 | 株式会社アコーディア・ゴルフ |
公式HP | http://www.accordiagolf.com/ |
所在地 | 東京都品川区東品川4-12-4 品川シーサイドパークタワー 9階 |
事業内容 | ゴルフ場の運営・管理 |
PGM
PGMはアコーディア・ゴルフに次いで、ゴルフ場保有数が多い企業です。
全国に147ゴルフ場を保有しており146ゴルフ場は直営、1ゴルフ場はリース運営しています。
PGMの正式名称は「Pacific Golf Management」と言います。
「Love Life. Love Golf. ゴルフは、もっと、素晴らしい。」をモットーに、ゴルフ場の運営から、会員権の販売、ゴルフアカデミーの運営まで、ゴルフに関する事業を幅広く展開しています。
PGMではメンバー向けに「P-CAP」という独自のプログラムを用意しています。
PGMのどこかのゴルフ場のメンバーであれば、他のPGMのコースもお得にプレーできるというものです。
プログラムには、ゴルフのレベルアップサポートや優待料金プログラムなどをゴルファーに嬉しい特典が多くありますよ。
PGMが運営しているゴルフ場の一例として、次のゴルフ場が挙げられます。
- 総武カントリークラブ 総武コース(千葉県)
- 桂ゴルフ倶楽部(北海道)
- PGM武蔵ゴルフクラブ(埼玉県)
PGMは「GRAND PGM」(全16コース)という、ハイグレードコースブランドを展開しています。
「GRAND PGM」のコースは元々名門・高級コースとして運営されていたゴルフ場が多く、通常のPGMのコースよりも施設・コース管理を徹底しており、メンバーの敷居も高いです。詳しくは下記記事を参考にしてください。
パシフィックゴルフマネージメント株式会社(PGM)は2001年にゴルフ事業を開始し、複数社を子会社化した後に、2005年に東証1部に上場しました。
その後、2011年にパチンコメーカーである株式会社平和に買収され、2015年に上場廃止、株式会社平和の完全子会社になり、現在に至ります。
運営会社 | パシフィックゴルフマネージメント株式会社 |
公式HP | https://www.pacificgolf.co.jp/index.asp |
所在地 | 東京都台東区東上野一丁目14番7号 アイエムタワー |
事業内容 | ・ゴルフ事業の経営管理 ・ゴルフ事業に係る子会社の株式保有 ・ゴルフ場の運営および運営受託 |
市川ゴルフ興業
市川ゴルフ興業は、東日本にあるゴルフ場をメインに保有している企業です。
市川ゴルフ興業の母体は市川造園土木という造園業を営んでいる会社であるため、コースメンテナンスに定評があります。
また保有しているゴルフ場では、オープンコンペや大抽選会、レストランイベントなどが盛んに行われています。
ゴルフ場によっては、1人で参加できるオープンコンペも用意されており、ゴルフ仲間を増やすことが可能です。今以上に色々なゴルファーとプレーを楽しみたい方は、市川ゴルフ興業が保有するゴルフ場のオープンコンペに参加してみましょう。
市川ゴルフ興業が保有するゴルフ場の一つである秋田森岳温泉36ゴルフ場では、秋のオープンコンペの景品として、肉やカニなどの豪華景品を用意しています。
市川ゴルフ興業が運営しているゴルフ場の一例として、次のゴルフ場が挙げられます。
- チェックメイトカントリークラブ(神奈川)
- 東京カントリー倶楽部(神奈川)
- みちのく古都カントリークラブ(岩手県)
北から南まで日本全国にゴルフ場を保有しています。
関東圏だと「チェックメイトカントリークラブ」や「東京カントリー倶楽部」は中堅の名門ゴルフ場として有名です。
市川ゴルフ興業は多くのゴルフ場を運営しておりますが、それぞれのゴルフ場を独立して運営している印象があります。
運営会社 | 株式会社市川ゴルフ興業 |
所在地 | 東京都練馬区大泉学園町8丁目18番10号 |
事業内容 | ・ゴルフ場およびゴルフ練習場の運営・管理 |
西武グループ
西武グループは、個性的なレイアウトのコースを多数保有しているグループです。
全国のゴルフ場を保有しており、地域やプレースタイルに合わせて好みのコースを選びやすいため、多くのゴルファーから人気があります。
2022年2月に10か所のゴルフ場をシンガポール政府系ファンドのGIC系のPPPLへ売却しましたが、ゴルフ場を保有する企業・グループとしては上位にランクインしています。
参考記事:https://ssl4.eir-parts.net/doc/9024/tdnet/2081614/00.pdf
下記は、西武グループが保有するゴルフ場の一例です。
- 北海道カントリークラブ(北海道)
- 軽井沢プリンスホテルゴルフコース(長野県)
- 新武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)
西武グループをまとめる、西武ホールディングスの会社概要は次のとおりです。
運営会社 | 株式会社 西武ホールディングス |
公式HP | https://www.seibuholdings.co.jp/ |
所在地 | 東京都豊島区南池袋一丁目16番15号 |
事業内容 | ・グループ全体の経営戦略策定 ・グループ事業会社の経営管理 ・グループ全体の資金管理・調達 ・グループ全体の広報 ・グループコンプライアンスの推進 |
東急グループ
東急グループが運営するゴルフ場は、「東急リゾーツ&ステイ株式会社」(19コース)が運営するゴルフ場と「東急株式会社」(6コース)が運営するゴルフ場の2つに分類されます。
2023年3月に「有田東急ゴルフクラブ(新名称:有田リソルゴルフクラブ)」「望月東急ゴルフクラブ(新名称:望月リソルゴルフクラブ)」「三木よかわカントリークラブ」「関西カントリークラブ」の4コースをリソルグループに譲渡しています。
どちらの会社が運営するゴルフ場も高級感があり、通常にプレーするだけでなく接待目的で利用されることも珍しくありません。
東急グループは、社交や接待の場に適した名門ゴルフ場からカジュアルに楽しめるゴルフ場までを保有しているグループです。保有するゴルフ場は、関東・中部に集中しています。
東急グループではゴルファーの満足度を高めることを目的に、期間限定のイベントやキャンペーンを開催しています。
季節に応じたイベントやお得なキャンペーンが利用できる点は、他の事業を手広く展開している東急グループならではの魅力です。訪れるゴルフ場によっては、ホテルが併設されていたり、家族でアクティビティを満喫できるでしょう。
東急グループが保有しているゴルフ場の一例は次のとおりです。
- 麻倉ゴルフ倶楽部(千葉県)
- 鶴舞カントリー倶楽部(千葉県)
- ファイブハンドレッドクラブ(静岡県)
「麻倉ゴルフ倶楽部」や「鶴舞カントリー倶楽部」は「東急リゾーツ&ステイ株式会社」のゴルフ場であり、千葉県の高級コースとして有名です。アクセスも良く、評判の高いゴルフ場です。
「スリーハンドレッドクラブ」「ファイブハンドレッドクラブ」や「東急セブンハンドレッドクラブ」は「東急株式会社」の超名門ゴルフ場で、法人での入会がメインとなっており、格式高いゴルフ場となっております。その名の通り「スリーハンドレッドクラブ」は300人「ファイブハンドレッドクラブ」は500人、「東急セブンハンドレッドクラブ」は700人しかメンバーになれません。
また、「東急リゾーツ&ステイ株式会社」のゴルフ場(計19コース)の多くは市場で会員権を購入することが可能です。一方「東急株式会社」(計6コース)のゴルフ場はすべて市場での購入はできません。
詳しくは下記記事を参考にしてください。
運営会社 | 東急リゾーツ&ステイ株式会社 |
公式HP | https://www.tokyu-rs.co.jp/ |
所在地 | 東京都渋谷区道玄坂一丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル |
事業内容 | ゴルフ場・宿泊施設・スキー場・リゾート施設などの運営 |
運営会社 | 東急株式会社 |
公式HP | https://www.tokyu.co.jp/index.html |
所在地 | 東京都渋谷区南平台町5-6 |
事業内容 | 不動産賃貸業・不動産販売業・その他事業 |
太平洋クラブ
太平洋クラブは、マスターズをはじめとした代表的なトーナメントが行われるゴルフ場を保有しているクラブです。
どのコースもきめ細やかなメンテナンスがされているため、いつ訪れてもベストコンディションの状態が維持されています。
とりわけ御殿場コースは「三井住友VISA太平洋マスターズ」が開かれるトーナメントコースとしても有名で、太平洋クラブの中でも人気が高いです。
太平洋クラブは国内18コースと海外の提携コースが利用可能な共通会員制となっています。会員数は圧巻の1万2000人を誇っており、一つの会員権としては日本最大の数です。個人はもちろん、法人のメンバーも多く、「非常に使い勝手が良い」と高い評判を得ています。
2022年4月より太平洋クラブは「金乃台カントリークラブ」を運営しております。共通会員制とは別の単独運営を行う初めてのゴルフ場です。
太平洋クラブの代表的なコースは、下記のとおりです。
- 御殿場コース(静岡県)
- 六甲コース(兵庫県)
- 江南コース(埼玉県)
2012年、経営不信により民事再生を行い、2013年には大手パチンコホール企業「マルハン」と資本業務提携を行いました。その後、着実にメンバー数、コース数を増やし、現在に至ります。
運営会社 | 株式会社太平洋クラブ |
公式HP | https://www.taiheiyoclub.co.jp/ |
所在地 | 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内28階 |
事業内容 | ゴルフ場、ホテル、ゴルフアカデミーの運営 |
シャトレーゼ
シャトレーゼは、山梨県にあるゴルフ場を中心に17ゴルフ場を保有している企業です。
歴史のあるゴルフ場や季節を実感できるゴルフ場、クラブハウスが充実したゴルフ場などを保有しています。シャトレーゼが保有するゴルフ場は関東・中部に多く、主に近隣のゴルファーから人気です。
シャトレーゼは食品系の企業ということもあり、提供される料理が美味しく、デザートサービスも充実していることで有名です。
「東京国際ゴルフ倶楽部」では「シャトレーゼデザートバイキング」のサービスがあり、シャトレーゼならではのサービスが女性を中心に人気です。
シャトレーゼは関東・中部以外に、北海道や兵庫県などにもゴルフ場を保有しています。
シャトレーゼが保有するゴルフ場として、次のようなコースが挙げられます。
- 東京国際ゴルフ倶楽部(東京都)
- 甲斐ヒルズカントリー倶楽部(山梨県)
- 吉川カントリー倶楽部(兵庫県)
運営会社 | 株式会社シャトレーゼホールディングス |
公式HP | https://www2.chateraise.co.jp/ |
所在地 | 山梨県甲府市下曽根町3440-1 |
事業内容 | 菓子、ワイナリー、ホテル、ゴルフなどの各事業を中心とした企業グループの企画・管理 |
リソルグループ
リソルグループは総合レジャー企業として関東圏・関西圏を中心にゴルフ場を運営しています。
2022年には東急グループから「関西カントリークラブ」をはじめとする4コースを譲受し、2018年には愛知県の名門ゴルフ場「中京ゴルフ倶楽部 石野コース」を譲受しています。
リソルグループではゴルフ場以外にもホテル事業やレジャー事業を手掛けており、ゴルフ事業との親和性もかなり高いです。
近年は積極的にゴルフ場を購入し、ゴルフ事業へ投資しているので、今後も保有ゴルフ場を増やしていく可能性が高いです。
- 真名カントリークラブ(千葉県)
- 中京ゴルフ倶楽部 石野コース (愛知県)
- 三木よかわカントリークラブ (兵庫県)
運営会社 | リソルホールディングス株式会社 |
公式HP | https://www.resol.jp/ |
所在地 | 東京都新宿区西新宿6-24-1 |
事業内容 | ホテル運営事業 ゴルフ運営事業 リソルの森(CCRC)事業 福利厚生事業 再生エネルギー事業 投資再生事業 |
【比較版】企業のゴルフ場保有数ランキングの推移
近年こそ、アコーディア・ネクストグループとPGMがゴルフ場保有数の上位ですが、過去には他の企業・グループがゴルフ場保有数のランキングに入っていました。
下表は、2000年と2005年、2023年における企業のゴルフ場保有数をランキング化したものです。
2000年 | 2005年 | 2023年 | |
1位 | 西武グループ | ゴールドマン・サックス | アコーディア・ネクストグループ |
2位 | 日東工業 | ローンスター | PGM |
3位 | スポーツ振興 | 西武グループ | 市川ゴルフ興業 |
アコーディア・ネクストグループやPGMがゴルフ場保有数ランキングに入り始めたのは、ここ数年のことです。
それまでは、西武グループや日東工業などの日系企業、ゴールドマン・サックスやローンスターなどの外資系企業などがゴルフ場保有数で上位になっていました。
以上の背景を見ると、企業のゴルフ場保有数ランキングは、今後も変動する可能性があると考えられるね。
過去に行われたアコーディア・ゴルフグループとPGMのゴルフ場売買の事例
過去には、アコーディア・グループとPGMがゴルフ場の売買を巡って争ったことがあります。
2014年にPGMがアコーディア・ゴルフグループに株式公開買付(TOB)をしたことがきっかけで、2社は争うことになりました。結果から言うと、今回の騒動でゴルフ場保有数が当時2位だったPGMと1位のアコーディア・ゴルフグループの順位が入れ替わりました。
アコーディア・ゴルフグループはPGMから仕掛けられた株式公開買付に、スコーチド・アース(焦土作戦)で対抗します。
スコーチド・アースとは、第三者へ重要な資産や収益性の高い事業を売却し、株式公開買付を阻止する防衛策のことです。
スコッチド・アースを適用したアーコーディア・ゴルフグループは、自社で設立した特別目的会社(SPC)へゴルフ場を売却することになり、PGMがゴルフ場保有数で1位になりました。
ゴルフ企業では、ゴルフ場の売買が盛んに行われており、今後も各企業のゴルフ場保有数が変動することが予想されます。
今後のゴルフ場保有数と勢力図の展望
近年は預託金の返還問題やゴルフ場集客力の低下、メンバーの高齢化もあり、ゴルフ場M&Aが活発になっております。
地方のゴルフ場をはじめ、経営母体が安定していないゴルフ場は大手ゴルフ場企業に吸収されていく傾向があります。
他にも、ゴルフ企業以外に他業種企業や外資系企業がゴルフ場を買収するケースも少なくありません。海外の投資系ファンドによる転売のような買収も見受けられます。
実際に大手2社であるアコーディアはソフトバンク系投資ファンド、PGMは平和が経営母体となっております。
今後も活発的にゴルフ場の売買は行われると予測されており、数年後にはアコーディア・ゴルフグループとPGMの2強時代から変革している可能性も十分にあります。
まとめ
ゴルフ企業によるゴルフ場の売買は、活発に行われている状況です。2022年10月時点の勢力図を見ると、アコーディア・ゴルフグループとPGMが他の企業を突き放して2強となっている状況です。
しかし、過去には西武グループやゴールドマン・サックスなど、現在のゴルフ場保有数ランキングに入っていない企業が勢力を上げていました。
近年のゴルフ場売買の価格が高騰している傾向を踏まえると、将来的にはゴルフ場保有数の勢力図が大きく変わっている可能性があるでしょう。今後もゴルフ場の売買に関する情報は目が離せません。
本記事ではゴルフ企業の勢力図や保有数を解説させていただきました。その多くがメンバー制のゴルフ場であり、プレーするにはゴルフ会員権を購入し、メンバーになる必要があります。
日本ゴルフ同友会は、本記事で紹介したゴルフ場をはじめ、日本全国のゴルフ会員権を取り扱っております。とりわけ関東・東海のゴルフ場に強く、業界最古参のゴルフ会員権業者です。ゴルフ会員権の売買を検討している方は、ぜひ日本ゴルフ同友会にお問い合わせください。
本記事で解説させていただいた内容は本サイトを運営している「日本ゴルフ同友会」の公式youtubeチャンネルでも解説している内容となっております。
より詳しく知りたい方は是非、動画もご覧ください。
60年以上の歴史を持つ、ゴルフ会員権売買のパイオニア企業。2,500社以上の上場企業との取引があり、徹底したサポートによる安心感と実績がございます。
昭和36年(1961年)創業し、ゴルフ会員権業者の中では最も歴史があります。そのため、ゴルフ場のデータも豊富で、適正な売買価格の選定が可能です。全国のゴルフ場を取り扱っており、その取引実績は業界トップクラスです。売買のみならず、相続や名義変更も承っております。法人・個人問わず、お気軽にお問い合わせください。